2022 Fiscal Year Research-status Report
小学校英語識字難民化リスク回避のためのOGメソッド型マルチセンサリー指導法の開発
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21K00785
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
荒尾 浩子 三重大学, 教育学部, 教授 (90378282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 麻衣子 武庫川女子大学短期大学部, 共通教育科, 准教授 (30290414)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | OGメソッド |
Outline of Annual Research Achievements |
英語圏のディスレクシア(dyslexia) の指導方法であるOG メソッドを小学校の英語教育において読み書きを始める様々な感覚優位性を持つ児童に効果を発揮するよう、指導方法を調整、確立し、開発することが目的である。 令和4年度の目標はOGメソッド教材を日本の小学校の英語教育に応用、実用化するための教材デザインを開始することであった。OGメソッドに関するこれまでの研究を基にシンセティックフォニックスの実践をニュージーランドのプライマリースクールの授業の視察と指導者らからの聞き取り調査を実施した。またそこで用いる市販の教材収集と指導者らのオリジナルの教材を研究した。小学校英語における英語の「読み」「書き」の指導と学習での児童の多感覚の使用について観察研究を行った。英語圏で実施されている指導方法は指導者がネィティブスピーカーであるということもあり、マニュアル通りの指導方法に固執しないが、多感覚の効果への意識は高く、短時間で複数の異なる指導方法を授業時間内に組み込むことが多いことがわかった。これらの発想を基に指導者の多感覚の優位性を念頭にOGメソッド教材を応用した小学校英語教材を英語教科書に照合し創案することに着手した。 これらの研究結果はAsian TEFL (8月)、2022 ALAK International Conference &AILA East-Asia Forum(10月)、The 31st ETA-ROC International Symposium on English Teaching & Learning, English for Specific Purposes International Conference(11月)、6th GEN TEFL international conference(12月)、神戸英語教育学会(12月)で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究は当初の計画通りに実施し調査を行っているが、まだ調査の結果が分析しきれていない。年度の途中で、渡航が可能となり、英語圏の教育現場に行くことでOGメソッドの教材研究は進むと共にさらに探求の余地があることがわかり未だ浅薄なところがある
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Strategy for Future Research Activity |
英語圏の多様なOGメソッド教材研究をさらに探求し、日本の小学校英語教育に応用できる教材利用の指導手順や準備する教具など具体的に考案し、本研究の最終目的である識字指導法のモデルに繋げていく。
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Causes of Carryover |
計画していた学会発表のほとんどがオンラインでの実施となったことと、英語圏での視察調査が年度途中で可能となり1件のみを実施したため次年度使用額が生じた。次年度に現地調査及び成果発表に使用する予定である。
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Research Products
(6 results)