2021 Fiscal Year Research-status Report
Japanese parents' beliefs about children's early English education
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21K00797
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
中村 ジェニス 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (10622136)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 英語学習 / 英語で子育て / 素人理論 / 子ども / 育児本 |
Outline of Annual Research Achievements |
「英語で子育て」をテーマとする一般参考書を評価した論文を執筆した。それらの書籍は、日本人の親のための育児本である。多くの本は、幼児に英語のCDやDVDを聞かせたり、英語で話しかけたり、バイリンガルにさせるアイデアを提供する。このような本を17冊評価した結果、その中に書かれている素人理論やアドバイスは、言語発達、バイリンガリズムや早期英語学習の研究結果と異なることが分かった。よって、これらの分野に関わる研究者は、今以上に研究結果を配信する役割を果たさなければならない。この論文は、English Todayという海外の学術論文集に公開された。この論文はOpen Accessで2021年8月に公開した後、ダウンロード件数は1600件を超えた(2022年5月時点)。
また、子どもの英語学習に対する日本人の親の考え方の研究を発展するため、15名の日本人の母親にインタビュー調査をし、内容を質的アプローチで分析した。インタビューデータを分析した結果、子どもの英語学習に対する日本人の親の考え方は、「強い」、「中程度」、「弱い」という三つに分類できることが分かった。英語学習に強い信念を持っている親は、子どもが小さいときから英語を習わせている。しかし、継続的な英語学習を維持できないこと、また、英語教室での英語学習が中学校の英語学習と異なることから、小さい時からの英語学習はあまり効果がないと見られる。
インタビュー調査の結果をまとめた論文が現在海外の学術論文集で査読中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
1本目の論文は既に公開されて、2本目の論文も査読中である。
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Strategy for Future Research Activity |
7月にて開催するSociolinguistics Symposiumに参加し、子どもの英語学習に対する日本人の親の考え方についての研究結果を発表する。この海外の学会はベルギーで開催されるがオンラインで参加する。多くの参加者に研究の結果を発表することを期待する。
また、子どもの英語学習に対する日本人の親の考え方をさらに理解するため、母子留学の親子に焦点を合わせる。マレーシアに移住し、子どもをインターナショナル・スクールに通わせる親を対象に調査の準備を始めた。日本人の母親とその子どもを対象にインタビューし、現地での家庭訪問と観察をする。この調査は2022年と2023年度に、6ヶ月に一回、縦断的に行う。
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Causes of Carryover |
2021年度に2本目の学術論文が学術論文集に採用された場合のOpen Access費用として前倒し申請を行ったが、年度内に結果が出さなかったため次年度使用額が生じた。また、母子留学中の研究対象者を調査するため留学先に出張する必要がある。従って、論文のOpenAccess費用、参考書などの書籍購入、マレーシアでの現地調査をするための旅費に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)