2022 Fiscal Year Research-status Report
A study on the preservation and publication of materials for the conflict areas : a case study of digitalization of Lebanese maps
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21K00900
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Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
高橋 理枝 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 学術情報センター図書館情報課, 課長 (00534877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
能勢 美紀 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 研究企画部, 海外研究員 (70866798)
今満 亨崇 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 学術情報センター図書館情報課, 研究員 (30950654)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | レバノン / 地図 / 資料公開 |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題では、地図を電子化し、オープンアクセスな情報資源としてウェブサイト上で公開することを予定しており、既存のアジア経済研究所図書館地図ウェブ目録との連携も目指している。 2022年度は、(1)デジタル化のための仕様書(案)をほぼ完成させた。解像度については、地図の縮尺や地図の種類にもよるが、なるべく高い方が将来的にも利用に耐えると思われる。ただし解像度が高くなるとデジタル化の費用も上がるため、400dpiと600dpiの2種類で試験的にデジタル化を行った上で、最終決定することにした。 (2)ウェブサイト上での情報発信の在り方や、図書館の地図ウェブ目録との連携、システム面からの持続可能性なども含めた検討を十分に行うため、アジ研図書館のシステムライブラリアンが研究分担者として新たに加わった。システムライブラリアンとともに、アジ研図書館の地図目録へのデジタル化地図の搭載の検討に加えて、外部デジタルアーカイブプラットフォームとの連携などを検討した。具体的には、日本のデジタルアーカイブを横断検索可能なプラットフォームで国会図書館が運用する「ジャパンサーチ」(https://jpsearch.go.jp/)と、世界各国の図書館や博物館が参加するOld Maps Online(https://www.oldmapsonline.org/)が連携先の候補として挙がり、そうした外部プラットフォームとの連携を念頭に置き、メタデータを設定することにした。またIIIFやダブリンコア準拠のメタデータ作成も視野に入れて進めることにした。 (3)資料のデジタル化と公開に関する国内外のオンライン講演会を通した情報収集や、他館の事例についての調査、レバノン地図に関する資料収集を継続的に進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属組織の情報基盤の更改のため、デジタル化した地図をアップロード予定のアジ研図書館地図ウェブ目録が搭載されているサーバが変更されることとなった。サーバの仕様が固まらないと本課題においてシステム的に何が可能か検討を進めることができないため、システム面での検討を一時停止せざるを得ない期間があった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、(1)試験的なデジタル化を実施し、デジタル化の仕様を確定する。 (2)外部プラットフォームとの連携を念頭においたメタデータの仕様を決定する。加えて、現在のアジ研図書館地図ウェブ目録が搭載されているサーバや連携先のプラットフォームがIIIF等に対応しているのかを調査し、対応可能であればIIIFに対応する画像作成のための業務委託の仕様書案を作成する。 (3)レバノン地図の歴史に関する情報収集、および他館の所蔵や公開状況に関する調査を、資料とウェブサイトを通じて行う。 (4)レバノン地図と関連資料収集のための海外出張は、デジタル化にかかる費用等を鑑みて計画する。 上記の実施に関しては、他館へのヒアリング調査を充分に行うとともに、アジア経済研究所図書館との意見調整や連携をしっかりとることに留意して進めていく。
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Causes of Carryover |
アジ研図書館地図ウェブ目録が搭載されているサーバが変更されることになり、その仕様の確定を待って、新たなサーバに対応した形で地図のデジタル化を進める必要があったため、デジタル化の実施に遅れが出た。 残額は、2023年度のデジタル化の実施とメタデータの作成に当てる予定である。
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