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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Atlantic History from New Historical Documents in Modern American History

Research Project

Project/Area Number 21K00921
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

和田 光弘  名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (10220964)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森脇 由美子  三重大学, 人文学部, 教授 (10314105)
久田 由佳子  愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (40300131)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords大西洋史 / 未発見史料 / 遺言検認裁判 / オネイダ湖運河文書
Outline of Annual Research Achievements

本研究では東海地区における共同研究という機動力を最大限に生かしつつ、幅広い個別事例を分析し、大西洋史の視座の有効性を示すことを目標としており、研究代表者・分担者は、それぞれの担当する研究課題からアプローチし、総まとめや社会への還元を目指した。研究代表者の和田光弘は、「シス大西洋史」の事例として18世紀末マサチューセッツ州の地方名士の遺産競売に関する史料の分析を引き続き試み、とりわけ今年度は、生産財・消費財別、一族別の分析をおこなった。また18世紀初頭マサチューセッツ湾植民地における遺言検認裁判に関する新発見の一葉史料をアメリカのディーラーから独自に入手して翻刻し、遺言の存在する場合の財産目録の生成プロセスを解明した。さらに『歴史評論』(878号)に論文を寄稿した。また依頼されて早稲田大学エクステンションセンターで全5回の遠隔講義(2024年1月~3月)をおこなった。放送大学の講義(渡辺靖「現代アメリカの政治と社会」第1回)にもゲスト出演している(2023年6月収録)。さらにメンバー3名も執筆したアメリカ史のテキスト、和田編著『大学で学ぶアメリカ史』(ミネルヴァ書房)の第11刷が出版され(2023年12月)、総計でおよそ17,000部程度となった。また和田は、第73回日本西洋史学会大会に際し、大会準備委員会委員長(於・名古屋大学、2023年5月)として全力をそそいだ。研究分担者の森脇由美子は、引き続き、ニューヨーク州マディソン郡サリヴァンの有力者ゼブロン・ダグラスの邸宅に残された未刊行史料「オネイダ湖運河文書」の分析をおこなうとともに、同運河およびダグラスについて、ニューヨーク州議会などの公文書などから探った。研究分担者の久田由佳子は、アメリカ学会英文ジャーナルの論文を準備するとともに、2024年4月にニューオリンズで開催されるアメリカ歴史学会での報告準備をおこなった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 「アメリカ南部における戦争の記憶と記念碑――アメリカ独立戦争を中心に」2023

    • Author(s)
      和田光弘
    • Journal Title

      『歴史評論』

      Volume: 878 Pages: 54-67頁

URL: 

Published: 2024-12-25  

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