2021 Fiscal Year Research-status Report
アメリカ憲法に対するコモン・ローの影響の歴史的・理論的検討
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21K01132
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Research Institution | Hakuoh University |
Principal Investigator |
清水 潤 白鴎大学, 法学部, 准教授 (40611455)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | コモン・ロー / アメリカ合衆国憲法 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、22年度に刊行されるであろう著書および英語論文の加筆、書下ろし原稿の執筆を行った。著作では、アメリカ憲法とコモン・ローの関係について、歴史的スパンを長くとって詳細な分析を行う予定である。英語論文においても同様に、邦語での研究を踏まえて、アメリカ憲法とコモン・ローの関係について論じている。 それに加え、イングランドで発展したコモン・ローの土地法が、アメリカの土地法にいかなる影響を与えているかを、インディアン政策と関連させて研究を進めている。これについては、すでに公式の研究会で「アメリカン・インディアンの土地権原の理論史:ビトリアからマーシャル・コートまで」と題した報告を行ったほか、2022年度6月に業績が活字化される予定である。 ほか、以上の研究を踏まえて、雑誌『アメリカ法』に書評と判例評釈をそれぞれ一本寄稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね順調に推移している。2021年度は活字化された業績が少なかったが、2022年度にはまとまった分量を公表できる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き文献の読解と論文の執筆を地道に進める。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で出張等が予定よりも減少したため。2020年度も同様の状況であったために、電子機器などを2020年度中に充実させたことも影響している。
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Research Products
(3 results)