2021 Fiscal Year Research-status Report
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21K01176
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
水町 勇一郎 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (20239255)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 労働法 / フランス法 / テレワーク / 就業場所 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルス感染拡大のなか、日本のみならず、海外でもテレワークが普及・定着し、政策的にテレワークの推進が図られるとともに、「働く場所」をめぐる法律問題が顕在化している状況にある。 本研究の初年度である2021年度では、これらの新たな動きを、日本国内にとどまらず、フランス等の海外の動きにも視野を広げて、情報・文献の収集・分析を行うとともに、「働く場所」をめぐる歴史的な視点を広げるための情報収集にも努めた。 その研究成果の一部は、申請者が刊行している書籍のなかに反映されている。 新型コロナウイルス感染拡大により、海外出張による情報の収集や海外研究者との意見交換の機会を得ることはできなかったが、2022年度以降に実施し、研究の幅や深みを増す努力を継続して行っていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
情報・文献収集と基礎的分析作業は順調に進展している。 海外出張による海外研究者との交流や聞き取り調査を行うことはできなかったが、新型コロナウイルスの感染状況やロシア・ウクライナの国際状況等をみつつ、2022年度に補充して実施していきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の2年度目になる2022年度は、引き続き日本および海外の比較研究のための情報・文献収集を行うとともに、その基礎的な分析・比較作業を進めていきたい。本研究の遂行にあたっては、フランス出張等も通じて、インターネットや文献では収集できない情報の収集や研究者とのクリエイティブな交流も行っていきたい。 2022年度の以上のような基礎的な研究を踏まえて、2023年度・2024年度には本研究の成果を論文化し、学会・研究会での報告や論文・書籍としての公表を行うための作業を進めていきたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大により、予定していたフランス出張に赴くことができなかった。2022年度に補充的に行うことを予定している。
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Research Products
(2 results)