2021 Fiscal Year Research-status Report
Study to support enacting laws about euthanasia and death with dignity
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21K01205
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
城 祐一郎 昭和大学, 医学部, 教授 (20838792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 如乃 昭和大学, 医学部, 講師 (40828307)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 安楽死 / 尊厳死 / 終末期医療 / 自己決定権 / ガイドライン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,安楽死及び尊厳死の法制化に必要な情報を収集し,これを可能とする法解釈を提供することにあるところ,そのためには,既に法制度を有し,多くの実施例をもつオランダ,スイス等の諸国を訪れて,その実態と問題点を把握し,それが我が国においても適用可能かを検討しなければならないところ,新型コロナウイルス禍により,国外に出ることができず,そのため国内で得られる文献・論文の検討やインターネット上での情報収集にとどまり,実質的な進展は残念ながらないと言わざる得ない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前述したように,海外での法制度の実態把握が不可欠であるところ,海外渡航が事実上禁止されており,相手国も我が国からの渡航者の受入れを拒否していることから,自由な渡航が可能にならないと十分な情報収集等も困難である。
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Strategy for Future Research Activity |
当面,コロナ禍の終結を待つしかないが,この状態が今後も長期間続くようであれば,現地への渡航を諦めて,文献やインターネットでの情報に基づいて研究を進めるしかないこともあり得ることも考慮しなければならない。
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Causes of Carryover |
今年度は,コロナ禍による事実上の海外渡航が禁止されており,本来であれば,オランダやスイス等の安楽死実施国に赴いて,その実態と問題点の把握に努めることができたところ,それらの最も重要な調査,研究が実施できなかったため,次年度において,それら諸国に速やかに渡航し,必要な調査,研究を実施する予定である。
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