2021 Fiscal Year Research-status Report
On Applications for partial differential equations in non-smooth systems to consumer theory and econometric theory
Project/Area Number |
21K01403
|
Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
細矢 祐誉 中央大学, 経済学部, 准教授 (30383954)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 積分可能性理論 / 微分方程式 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度、Pure and Applied Functional Analysis誌とOperations Research Forum誌に一篇ずつ、本課題の論文を掲載した。これに加えて、本課題とオーバーラップする周辺分野に対しても、本課題の研究を応用することで複数の成果を挙げることに成功した。具体的には、Journal of Mathematical Economics誌に単著一本、虞朝聞氏との共著一本、さらにEconomic Theory Bulletin誌に虞朝聞氏との共著一本を掲載することに成功した。総じて、2021年度は非常に得るものが多い年度であったと言える。 一方で、海外の学会への出張は一切できなかった。これはコロナウイルスに関する問題のせいである。研究は論文の出版だけではなくその成果の周知も重要であるため、この仕事は絶対に必要なものだと認識している。2022年度はなんとか海外出張を行いたい。できれば複数回が望ましいと考えている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究論文が、主題と一致するもの二篇、主題に関連するもの三篇出版されたというのは、極めて大きな進捗であると思われる。ただ、主題と一致するものについての研究が出版されたのが数学系の雑誌であるため、今後は経済学系の雑誌への掲載を視野に入れていきたい。すでにプレプリントの形でまとめたものはarXivにアップロードしてある。
|
Strategy for Future Research Activity |
出版を加速させること、海外出張によって研究成果を周知することを推進したい。すでに出版した論文は多いが、まだまだ必要だと思っている。また、コロナウイルスの影響も緩和されてきていて、海外の学会への出張も可能になってきている他、今年度はEconometric Societyの研究集会が東京で行われるので、そちらにも参加を申請している。他には、WienにおけるORCOS VC2022という学会と、American Mathematical Societyの年次集会に参加を検討している。
|
Causes of Carryover |
中央大学の海外投稿支援制度によって20万円の助成金が下りたため、使える額が20万円増えた。これが原因である。本来ならば足りておらず不足分を自腹で支払う必要があった。
|