2021 Fiscal Year Research-status Report
期待インフレ率の区間データを用いたインフレ期待形成の異質性の動学分析
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21K01434
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
村澤 康友 甲南大学, 経済学部, 教授 (00314287)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 物価 / インフレ率 / インフレ期待 / 区間データ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題に関連する令和3年度の研究実績は,論文・学会発表ともになかった. 令和3年9月から台湾で1年間の在外研究の予定があり,受入研究者と相談してから本研究課題に本格的に取り組む計画であったが,台湾での新型コロナウィルス感染拡大のため令和3年5月にビザ申請の受付が停止され,そのまま令和3年度中は渡航できなかった.そのため本研究課題の進捗に遅れが生じ,分析対象とするイングランド銀行のInflation Attitudes Surveyの個票データを入手して簡単な分析を行ったが,論文を執筆する段階には至らなかった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和3年9月から台湾で1年間の在外研究の予定があり,受入研究者と相談してから本研究課題に本格的に取り組む計画であったが,台湾での新型コロナウィルス感染拡大のため令和3年5月にビザ申請の受付が停止され,そのまま令和3年度中は渡航できなかった.渡航が可能になるまで国内研究に切り替えて待機することになったが,国内での受入研究者の専門性を考慮して本研究課題と異なる研究課題で国内研究の受入を申請したため,令和3年度中は本研究課題に時間を割く余裕がなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年9月~令和4年8月に予定していた台湾での在外研究は令和4年4月時点で実現しておらず,未だに国内研究に切り替えて待機中であるが,国内研究の研究課題については一定の成果が得られたため,今後は国内研究中でも本研究課題に時間を割くことができる.令和4年8月までに台湾への渡航が可能になれば,短期間でも在外研究の受入研究者を訪ねて本研究課題について相談したい.その後はイングランド銀行のInflation Attitudes Surveyの個票データを分析した論文を令和4年度中に完成させることを当面の目標とする.
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Causes of Carryover |
(理由) 令和3年9月から台湾で1年間の在外研究の予定があり,現地での研究環境を整えるために本研究費を使用する計画であった.ところが台湾での新型コロナウィルス感染拡大のため令和3年5月にビザ申請の受付が停止され,そのまま令和3年度中は渡航できなかった.そこで在外研究を開始できた場合に備えて,令和3年度は本研究費を使用せず,次年度に全額を持ち越すことにした. (使用計画) 台湾への渡航が可能になれば,短期間でも在外研究に赴く予定なので,その際に現地での研究環境を整えるために本研究費を使用する計画である.令和4年8月までに台湾への渡航ができないと在外研究の権利を失うが,その場合も渡航が可能になり次第,在外研究の受入研究者を訪ねて本研究課題について相談したいと考えており,その際の渡航費・滞在費として本研究費を使用する計画である.
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