2021 Fiscal Year Research-status Report
Co-creation for stable security systems to enhance trust among labors
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21K01461
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
赤井 研樹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (20583214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 恵子 九州大学, エネルギー研究教育機構, 准教授 (10546732)
工藤 隆則 摂南大学, 理工学部, 講師 (80736695)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 社会的孤立 / 生産システム |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、信頼がどのような生産システムで醸成するのかを実験を用いて検証した。そのために、生産工学で主議題となる並列vs.直列の2つの生産システムを応用した理論分析を行った。並列は各時が1人で生産を行い工場の売り上げが決まるセル生産方式だが、直列は分業型のライン生産方式である。ゲーム理論的には、フリーライドは並列の方で起きやすいが(Hausken, 2010)、従来の公共財実験と異なり、フリーライドが多いほど生産ラインの停止が起きやすくなる。直列ならば、自分と相手の努力量に比例する停止率をp1とp2とすると、その積p1×p2がラインの停止率となり、並列ならば、停止率は(1-p1)×(1-p2)となる。被験者の報酬は、無停止ならば、初期保有-努力量+成功報酬となるが、停止時は、成功報酬が無く、休業として実験から除外されるDeath Game (Abbink, 2002)方式とする。この設定の下、中長期の繰り返し実験の予測を得るために、マルチエージェントシミュレーションを行った。日々の惰性と合理性のトレードオフを検証する実験方式(Selten et al., 2007)に従い、年間労働日数の245回繰り返し実験を行い、信頼の醸成率と生産システムへの頑健性の時系列的変化を検証した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナにより被験者実験が不可能なため。
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Strategy for Future Research Activity |
被験者実験として、被験者に好きな生産システムを表明させる設定の下、相手の決定方法(ランダムvs.自主的)×報酬配分(均等vs.比例)=4実験を行い、協力度を比較する。
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Causes of Carryover |
コロナで被験者実験が不可能なため繰り越しが生じた。
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