2023 Fiscal Year Annual Research Report
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21K01559
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| Research Institution | Kobe University |
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Principal Investigator |
佐藤 愛 神戸大学, 経済経営研究所, ジュニアリサーチフェロー (20813471)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | Verifiable output / Unverifiable output / ESG / contract / Social impact bond |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究からできた一つの論文 "Socially responsible investment: ex-ante contracting or ex-post bargaining"では、立証可能な金銭的利益と立証不可能なESGの目的があるときに、長期契約と短期契約を比較していかなる状況で長期契約（または短期契約）が均衡となるかを理論的に分析した。この論文の主たる研究は前年度に出来上がり、International Review of Economics and Financeに投稿したところ、revise and resubmitを昨年することになった。最終年度は主たるrevise要求があった第４章のExtensionの改定に全力を注いだ結果、今年３月に至るまでの数回のrevise and resubmit過程を経て2024年5月9日にAcceptして頂いた。
主に力を入れた第4章は、構築した理論モデルをいかにファイナンスの別の分野にも応用できるかを考察したチャプターであり、short-term contract = short-term debt, long-term contract = social impact bond と解釈することによって、立証不可能な社会的効果が存在する際にいずれかの融資形態をつかって、プロジェクトを運営する政府がプロジェクトに必要な資金を調達をしたらよいかを分析した。
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