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2023 Fiscal Year Research-status Report

資源の解剖学的分析と企業家の心理的側面の相互補完関係に基づく制約への対応の考察

Research Project

Project/Area Number 21K01633
Research InstitutionAomori Chuo Gakuin University

Principal Investigator

NGUYEN CHI・NGHIA  青森中央学院大学, 経営法学部, 准教授 (80588616)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords資源の解剖学的分析 / 企業家の心理的側面 / 相互補完関係 / 個々のアプローチの限界の克服 / 制約
Outline of Annual Research Achievements

2023年度では、資源の解剖学的分析と心理的側面の相互補完関係に基づき、いかに制約や消極的感情に苦しむ時間を短縮し、尚且つ積極的感情を芽生えさせ、制約の解消をより加速化していくことに関する過程を考察した。その結果、資源の分析方法と出来事の分析方法に共通する分析の枠組みを構築することができた。具体的には次のとおりである。
①客観的な本質の理解:モノの本質は客観的に存在するものであり、様々な要素によって構成されていることから、特徴理解には全体だけではなく構成要素にも目を向ける必要がある。出来事、逆境も同様であり、様々な角度に基づき分析できるモノと同質であることから、その客観的な本質性に従って理解する必要がある。
②特定の部分の主観的な評価:モノの価値は、その特定の部分A1に基づいて評価されるモノである。そのA1は価値あると評価されなくとも、あくまでもそのモノに対する評価はその一部であるA1に基づいたものであり、そのモノの全体が価値なしと評価されるわけではない。
③他の部分の主観的な評価:その構成要素A1が価値なしと評価されても、ほかの構成要素が価値あると評価された場合、そのモノの全体が価値あると評価できる。例えば、ある出来事では特定の角度A1を主観的な目的1で評価するとあまり良くない意味があるかもしれないが、他の角度(A1, A2,…, An)を他の主観的な目的で評価すると、それほど悪くない効果を与えてくれるモノだと再認識することもある。
積極的感情の芽生え・拡大は上記の分析過程で逆境、制約を捉えるモノであり、逆に消極的感情の芽生え・拡大は特定の角度を出来事の全体として捉える特徴がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

研究代表は計画的に資源の分析方法と出来事の分析方法に共通する分析の枠組みを考察し、資源の解剖学的分析と心理的側面の相互補完関係に基づき、いかに制約や消極的感情に苦しむ時間を短縮し、尚且つ積極的感情を芽生えさせ、制約の解消をより加速化していく過程を分析した。

Strategy for Future Research Activity

資源の分析方法と出来事の分析方法に共通する分析の枠組みを更に事例研究や調査で検証していく。そして、得られた研究成果は日本国内外の学会にて公表し、日本国内外の学術誌に論文を投稿し、研究の独創性と貢献を世界に発信していく。

Causes of Carryover

定性分析ソフトが予定価格より高額だったため、本研究計画における必要性を見直し、代替可能性を探るなど、検討に時間を要したため、次年度使用が生じた。検討の結果、次年度、定性分析ソフトを購入することとし、資源の解剖学的分析と心理的側面の相互補完関係の分析を行い、最終的に資源の分析方法と出来事の分析方法に共通する分析の枠組みの構築と検証を目指す。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 資源定義と心理的資源の構築との関係性に関する一考察2024

    • Author(s)
      グェン・チ・ギア
    • Organizer
      日本経営学会東北部会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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