• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

コロナ禍で変容するモビリティ・シェアリングの阻害要因・普及促進方策の解明

Research Project

Project/Area Number 21K01638
Research InstitutionSenshu University

Principal Investigator

中村 吉明  専修大学, 経済学部, 教授 (90803049)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywordsライドシェア / MaaS / 自家用有償運送
Outline of Annual Research Achievements

移動需要だけでは採算性が合わないため他事業と重ね合わせて採算を取る事例が一般化しているが、その一例として、医療MaaSの実証実験を行っている三重県度会町を訪問してヒアリングをしたほか、過疎地域でライドシェアを行っている市町村の中で特に先進的な取り組みを行っている兵庫県養父市、京都府京丹後市を訪問し、関係者に対してヒアリングを行った。また、各地域で実施されているMaaSやライドシェアに関するシンポジウム、報告会等に参加して個別事例を蓄積し、ライドシェアを類型化し、それぞれの問題点とあるべき姿を整理した。それらの結果等を踏まえ、過疎地域のライドシェア(いわゆる自家用有償運送)の現状を整理し、その上で、昨年末から本年6月にかけて断続的に行っている過疎地域のライドシェアに関する制度変更の概要、さらにその問題点と対応の方向などを考察した「過疎地域のライドシェアに関する一考察」をまとめた。
また、昨年の夏ごろからライドシェアの規制緩和の議論が盛んになったため、週刊エコノミストの昨年10月号と本年4月号に現行のライドシェアの問題点と改革の方向等を記した論考を提出した。特に日本型ライドシェアに関しては、需給を適切に調整するためダイナミックプライシングを早急に導入すべきとの指摘のほか、タクシー事業者以外の新規事業者の参入のための制度構築を進めるべきとの提言を記している。
さらにいくつかの新聞にライドシェアに関するコメントを寄せたほか、MaaS等に関する講演も行い、研究成果の普及も行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

現地調査を精力的に行おうと思ったが、先方の都合で延期を余儀なくされたほか、災害等の影響で十分な現地調査ができなかったため。

Strategy for Future Research Activity

夏休み期間中に精力的に現地調査を行うため、春からスケジュールを綿密に立てて、本年度中に本研究の成果を取りまとめたいと考えている。

Causes of Carryover

現地調査を精力的に行う予定だったが、その現地調査が計画通りに進まなかった。今年度は、春からスケジュールを綿密に立てて、夏期に集中的に現地調査を行う予定である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2024 2023 Other

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results) Presentation (1 results) Remarks (2 results)

  • [Journal Article] 過疎地域のライドシェアに関する一考察2024

    • Author(s)
      中村吉明
    • Journal Title

      専修大学社会科学研究所「社会科学年報」

      Volume: 58 Pages: 179‐193

    • Open Access
  • [Presentation] 日本の自動車メーカーのEV戦略の最適性2023

    • Author(s)
      中村吉明
    • Organizer
      研究・イノベーション学会
  • [Remarks] 「ライドシェア 自家用車で有償運送サービス」週刊エコノミスト2023年10月31日号

  • [Remarks] 「ライドシェア 4月から「白タク」合法化」週刊エコノミスト2023年4月16、23日合併号

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi