2021 Fiscal Year Research-status Report
A comparative study of mechanisms of recruiting and retaining non-family employees in family businesses in Japan and Taiwan: an Institutional approach.
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21K01659
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
許 佑旭 明治大学, グローバル・ビジネス研究科, 専任准教授 (00547789)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
張 巧韵 武蔵野大学, グローバル学部, 准教授 (70576719)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ファミリービジネス / 文化 / 制度 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年の研究の実績は簡潔に大きく4つにまとめることができる。まず、今年は文献の収集とレビューに集中し、研究をおこなってきた。すでに手元にある文献を再び読み、整理し、新しい文献を加えるのは本研究により新たな方向や可能性を示す極めて大事な作業の一環である。したがって、できる限りで、たくさんの文献を網羅し、レビューしたいので、研究に関わる文献を3つの言語(英語、日本語と中国語)で収集してきた。レビューされた文献は学術論文と本が中心となるが、国などが制作した報告書をも取り入れた。レビューされた文献は二つの範疇に分けることができる。それはファミリービジネスにおける非家族従業員の文献と国の制度や文化におけるファミリービジネスのポジションと役割の文献である。文献レビューを中心にresearch questionを創出し、理論的なフレームワークを構成した。次に、来年度に使用する定性的研究の質問票のドラフトを完成した。そして、来年度はデータ収集の時期に入る予定なので、本研究のインタビューに参加できる日本と台湾の方を探した。最後に、レビューされた文献などを用い、論文を完成した。そのうちの2本は今年(2021年度)に学術誌に掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画以上進展したと思ったのは論文の完成と掲載のことである。そもそも、今年度は論文を執筆する予定があるが、掲載まで進んだのは計画していなかった。また、定性的研究で使用する調査票は来年度ドラフトを完成する予定であったが、今年度にドラフトが完成した。
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Strategy for Future Research Activity |
これからは定性的の質問票のパイロットスタディの段階に入ると思う。できれば早く最終バージョンの質問票を完成し、資料収集のインタビューの段階に入りたい。来年度(2022年)に定性的のデータ収集と分析を完成することを目指している。
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Causes of Carryover |
2022年度に定性的なデータをインターネット方式で収集するので、フィルートワークにより費用が多く発生するため。
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