2021 Fiscal Year Research-status Report
新型コロナウィルス禍における米・中・韓の消費者敵対心の現状と課題
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21K01745
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| Research Institution | Komazawa University |
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Principal Investigator |
朴 正洙 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 教授 (60507870)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 消費者敵対心 / 新型コロナウィルス |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の初年度の研究活動は、以下のようで遂行された。
本研究の目的は、日本の輸出上位3 か国であるアメリカ・中国・韓国の消費者を対象に新型コロナウィルスによる「消費者敵対心」は各国（米・中・韓）の消費者にいかなる影響を与え、日系の企業ブランドや商品ブランドにどのような影響を与えているのかを明らかにすることである。学術的独自性としては、関連研究領域でははじめて新型コロナウィルスという伝染病と「消費者敵対心」との関連性を明らかにすることを目的とする。具体的な研究目標である、①新型コロナウィルスは、各国（米・中・韓）国民の「消費者敵対心」にいかなる影響を与え、ブランド態度や購買行動へどのよう影響を及ぼすものなのか。②各国を対象に調査分析し、比較することによって、調査対象国家と消費者の相互作用関係を測定し、マーケティング研究における「消費者敵対心」構造の一般化を試みる。③「消費者敵対心」と似て非なる概念である「消費者エスノセントリズム」への影響も検証する。という３つの目標を明らかにするため、初年度は、既存の研究成果とこれまでの調査課題を確かめるために綿密な文献研究と既存調査データの解析を行うことができた。さらに、消費者敵対心に関する各国の共同研究者との共同研究成果を海外の学会誌に発表することができ、これまでの消費者敵対心の研究成果の発展だけではなく、新型コロナウィルスという伝染病と「消費者敵対心」との関連性を明らかにするための、疑問及び問題を当該分野の国外専門家との議論の場も広がった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究がやや遅れているとと評価できる。令和3年度の4月から11月までは、既存の研究成果とこれまでの調査課題を確かめるために綿密な文献研究と既存の調査データの解析を行った。これらの調査結果に基づき12月から令和4年1月までは、予備調査などを実施する予定でしたが、12月からの体調不良によって、予備調査が実施できなかった。
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| Strategy for Future Research Activity |
本年度は予備調査と本調査を行う予定である。4月から6月まで予備調査を実施し、８月には予備調査結果を比較分析し、この分析結果を元に、予備調査のモデルを修正し、本調査の仮説モデルを構築する。その後、9月から12月までに、本調査を実施する。本調査は、調査の信頼性を高めるために、各国の大学生や社会人を対象にした質問紙調査とインターネット調査を併用する。インターネット調査の実施は、現地の調査会社に委ねる予定である。
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| Causes of Carryover |
初年度に、予備調査ができなかったので、次年度に予備調査を実施する予定である。
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