2021 Fiscal Year Research-status Report
The impact of coopeition on supply chain resilience capabilities and competitive advantage
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21K01761
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Research Institution | Chiba University of Commerce |
Principal Investigator |
大平 進 千葉商科大学, 商経学部, 講師 (30709001)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | サプライチェーン・レジリエンス / マーケティング / ネットワーク / コーペティション |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年度に引き続き新型コロナウィルスによる影響で、従来目標としていた「インタービュー調査を元にした定性研究をおこなう」活動には至らなかった。オンライン形式ながら海外学会での報告を実現することが出来た。具体的には、産業財マーケティングの世界的にも評価の高いIMPグループの国際会議(The 37th Annual IMP Conference (Online), at University College Cork, Ireland, August 26th-27th, 2021)である。この学会報告は、本来であれば当該学会のアジア大会にて昨年度に実現する予定であったが学会自体が延期となっていた。研究協力者である渋谷氏と共に“The Role of Network-Shared Cognition in Supply Chain Resilience: An Empirical Investigation”と題した報告をするに至った。海外の研究者らと共に意見を交わし、より発展的な研究成果へとつなげる有益なフィードバックを得ることが出来た。 また、日本国内においては、日本サプライマネジメント協会から招聘され、日本国内においても企業の購買責任者らとのネットワークを構築するため、「産業財市場における売り手と買い手の協調行動ネットワーク視点から」と題した講演をおこなっている。そこでも、購買責任者らに本研究のテーマでもあるあコーペティションに関連した重要なフィードバックを得られている。さらに、数社からは今後の調査への協力の意思表示も頂いている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルスによる影響で、本来計画していた企業の購買責任者らを対象としたインタビュー調査が実現できなかったために、遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の推進方策として、インタビュー調査をオンライン形式へと切り替える、あるいは、インタビュー調査を実施しないで意識を確認する方法への切り替えを考えている。具体的には、購買経験のある研究協力者の協力を仰ぎ、文献調査を元にした仮説フレームワークを構築する。続いて、当該仮説フレームワークを元にした簡易アンケート調査をウェブで実施し、仮説フレームワークを修正し、本調査へとつなげる手法である。本調査は、企業データベースを購入し、郵送物を送付し、ウェブ調査票へ誘導する方法を検討している。
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Causes of Carryover |
本来予定していたインタービュー調査が実現できておらず、協力者への謝金の支払が不要となったためです。
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