2023 Fiscal Year Research-status Report
Empirical research on monetization model of user-generated content
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21K01769
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
片野 浩一 明星大学, 経営学部, 教授 (80387240)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ユーザー生成コンテンツ / インフルエンサーマーケティング / ユーザーコミュニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
学会発表: ①「動画投稿ユーザーのUGC収益化モデル―ユーザー経験の比較」日本商業学会第71回全国研究大会(2023年5月)。ユーザーの動画投稿に関して,動機づけ要因と知識・能力がお投稿成果(投稿本数,投稿頻度)にどのように影響を与え,その成果が市場反応(登録フォロワー数とコミュニティサイズ)にどう影響し,結果として収益成果(間接的収益,直接的収益)につながる因果関係を構造方程式モデリングで分析し,ユーザー経験別の比較を行った。経験量からビギナーとエキスパートにサンプルを分割し,それぞれのモデルを多母集団同時解析を行い,内発的動機づけや経済的インセンティブに差異を見出した。②「動画投稿ユーザーのUGC収益化モデル―自発投稿型とインフルエンサー型の比較」日本商業学会第13回全国研究報告会(2023年12月)。①の統合モデルを使い,ユーザー自身が自発的に投稿する行動と,企業からの委託で制作するインフルエンサー型の行動とで,モデル内の動機づけ要因や成果がどのように異なるのか,について多母集団同時分析から比較した。自発的投稿者は経済的インセンティブが高いのに対して,インフルエンサーは社会貢献の動機づけが投稿行動に影響することなどを確認した。 論文発表:「自伝的記憶による地域愛着の早期効果」石田実共著,東洋大学経営論集(2024年1月) 論文投稿:「動画投稿ユーザーのUGC収益化モデル―ユーザー経験の比較」JSMDレビュー(上記①の発表論文)査読中。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
23年度の当初計画で,学会発表と論文投稿に加えて,事例研究としてユーザーインタビュー調査を計画,実施する予定であった。前者については予定どおり遂行できた。後者の調査は調査先のスケジュールとその計画作成に時間がかかり,23年度中に実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
質問紙調査とその統計分析によるモデル研究について,23年度に続き,24年度は追加の分析作業を行う予定であるも また,ユーザーインタビュー調査については計画とスケジュールがまとまり次第に実施する予定である。
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Causes of Carryover |
事例研究として計画していたユーザーインタビュー調査にかかる費用(調査機関委託費用等)が未使用であったため,24年度は当初の計画通りの調査を実施する予定である。
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Research Products
(2 results)