2021 Fiscal Year Research-status Report
Empirical analysis on the human resource management of audit partners and its consequences
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21K01811
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
高田 知実 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (00452483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾関 規正 東北大学, 経済学研究科, 講師 (60846038)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 監査 / 実証研究 / 品質管理 / 監査パートナー / 監査の品質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、監査事務所における業務パートナーの人的資源管理の実態と、それが監査品質に及ぼす影響を明らかにすることである。具体的には、(1)不正会計発覚後のパートナーに対する業務割り当て、(2)パートナーの交代、(3)パートナー組み合わせの帰結に関する定量的分析を行う。これらの分析は、(A)関連する文献のレビュー、(B)分析期間の特定とデータ収集、(C)データ分析の実施、(D)研究論文の執筆と学会・研究会での報告・意見交換、(E)論文の改訂・査読誌への投稿というステップで進めている。 令和3年度は1年目にあたり、幅広い文献の渉猟を行いつつ、(1)の研究を中心に進めた。当該研究について、学会・研究会での報告(日本経済会計学会での自由論題報告)や意見交換を経て査読誌へ投稿した。しかし、採択には至らなかったため、その後分析内容の見直しを行い、令和4年度に別雑誌に投稿予定である。また、(3)の分析も並行して進めており、定量的分析を終え、令和4年度において研究報告を行う素地ができた。令和3年度はオンラインでの学会等の開催が多く、報告機会を得ることはできたものの、海外での研究報告機会は依然として限られている。国際的な含意をもつ研究を行っているため、このような状況の継続が、研究の進展に対して、僅かながら負の影響を及ぼしている。 他に、関連するプロジェクトとして、近年の監査報告書内容の拡張と監査におけるテクノロジーの進展を考察し、令和3年度には、2度の統一論題報告を行った(日本会計研究学会年次大会と日本会計研究学会関西部会)。前者については、統一論題報告の内容を研究論文としてまとめている(『會計』への寄稿論文)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和3年度は、本研究の第1年度にあたる。研究開始時点での計画では、1年目に(1)の分析を進めながら(2)の分析に着手する予定であった。実際は(1)を予定通り進めるとともに、(3)の研究に着手し、プロジェクトが前後したことを除けば予定通りの進捗状況である。なお、(1)の分析は査読誌の投稿までが一応の最終到達目標であり、これはすでに達成している。ただし、採択までのプロセスには時間を要するため、再投稿や改訂を繰り返し、(1)の分析は継続する。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は、3通りの分析を進める予定であり、現時点ですでに(1)の分析は最終段階にある。令和4年度は、査読誌への掲載を目指して本分析の改訂に努め、(3)の分析についても学会報告などを行い、この分析についても、年度内の査読誌への投稿を計画している。
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Causes of Carryover |
国内外での学会、研究会での報告機会を見込んでいたが、全てがオンライン開催であり、支出を伴わなかった。また、学会報告等に関連して必要になると見込んでいた予算も、令和3年度には支出しなかったため。令和4年度については、国内が中心になるが対面での学会が再開されつつあり、意見交換なども対面で行える状態になっている。今後は国外への渡航も可能になると考えられ、学会等の参加も活発になり、令和3年度に予定していた分も含めて、本研究計画終了までには全て使用する見込みである。
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Research Products
(2 results)