2024 Fiscal Year Annual Research Report
A Historical-Sociological Study of Image Archive(s) in Modern France
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21K01908
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| Research Institution | Shokei Gakuin College |
Principal Investigator |
菊池 哲彦 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (10419252)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 映像 / アーカイヴ / アーカイヴズ / 写真 / 記憶 / 風景 / 文化政策 |
| Outline of Annual Research Achievements |
当初3年間の研究期間で計画していた本研究課題は、研究計画初年度(2021年度)に予定していた海外史料調査がコロナ禍で実施できなかったため研究期間を1年延長した。研究計画4年目である2024年度の研究は当初計画3年目の内容で進めた。 2024年度は、2022年度と2023年度の海外史料調査で蒐集した史資料(行政文書および新聞・雑誌記事)をもとに、フランスの政府機関である国土整備・地方開発局(DATAR)が「フランスの風景の再創造」を掲げて1984年から1989年にかけて実施した写真ミッションがフランス社会でどのように受け入れられたのかについて分析を進めた。この分析を踏まえ、日本社会学会大会において、この写真ミッションで撮影された風景写真が、当時のフランス社会において〈脱風景化する風景〉として捉えられていたことを論じる学会報告を行った(2024年11月9日 於・京都産業大学)。 4年の研究期間で、19世紀中葉から1980年代までのフランスにおける複数の写真アーカイヴ事業についての調査研究を行った。フランスでの現地調査では日本では入手できない史資料にアクセス閲覧するとともに、歴史的記念物委員会が19世紀中葉に実施した、フランス国内の歴史的建造物の写真アーカイヴ事業ミッション・エリオグラフィックをメディア文化史・歴史社会学的に分析した論文1点、DATARが1980年代後半に実施した写真ミッションを歴史社会学的に分析した学会報告2点を公表した。
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