2021 Fiscal Year Research-status Report
Build a training education program in India based on the results of follow-up surveys of Indian long-term care technical intern trainees.
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21K02015
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Research Institution | Kyushu Otani Junior College |
Principal Investigator |
中村 京子 九州大谷短期大学, その他部局等, 教授 (00597099)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横尾 惠美子 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (10369473)
安徳 弥生 西九州大学, 健康福祉学部, 准教授 (20280258)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | インドの介護 / 日本式介護 / アジア健康構想 / 実証講座 |
Outline of Annual Research Achievements |
アジア健康構想」の基本方針である「日本的介護」の輸出と人材育成と還流の促進から2017年(平成29年)新法施行でインド人介護技能実習が可能になった。本研究では「日本式介護」が何であるかを明確にし、「評価基準」を決め、2021年に入国するはずであるインド介護技能実習生に「日本式介護」の浸透度の実態を追跡調査し、それを基に入国前の予備知識としての『実証講座」の必要性の検証とトレーニング教育プログラムの再構築を目指すものである。 本研究の計画は「①「日本式介護」の明確化、②インドの技能実習生追跡調査から実態と日本式介護の浸透度を確認する。③追跡調査を基に入国前の導入「実証講座」プログラムを構築する」である。 1年目の2021年度は①「日本式介護」の明確化である。本年度は、文献研究が中心となる。先ず日本式介護の表明のもととなっている竹内先生の「自立支援介護の基本」をはじめ、いろんな先生の主張する本から文献研究を行っている。「サービス内容」「ケアに対する考え方」「自立支援と尊厳のとらえ方」を念頭にして「評価項目と評価基準」を作成するよう勧めている。2022年度は、それを基に追跡調査としてインタビューを行う予定であったが、2021年度の4月に入国予定であったインド技能実習生が、コロナ禍のためまだ入国できていない。現段階では計画変更をせざる得ない現状である。コロナ禍の前に入国している技能実習生をさがしインタビューをするか、もしくはインド以外の外国人を対象として変更するかを検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度の中心は研修会に参加することと文献研究である。そして日本式介護の明確化して「評価項目と評価基準」を作成することである。コロナ禍のため研修会はほとんど行われず文献研究のみとなった。また分担者や研究協力者とグループを作り、定期的に集まり検討会や作業を行う計画でいたが、まず個人作業とした。研究協力者には、集まれないこと、インドに実証講座に行くことを見合わせることを報告した。現段階では分担者のみで作業を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、研究代表者と分担者で「日本式介護」の「評価項目と評価基準」を作成したものを再度検討し、それを基にコロナ禍の前に入国しているインドの技能実習生に連絡を取りインタビューのお願い文章を施設と個人に申しでて、日本に来てどうか、不安やギャップで困ったことはないか、また来日する前に情報として知っておきたかったことはないか等のインタビューを行う。その内容を盛り込んでインドで教育プログラムと講義案を作成する。コロナ禍の状況をみて当地での講座を申し込む。
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Causes of Carryover |
次年度は、現在、日本に入国しているインドの技能実習生(日本全国)にインタビューを予定している。謝礼及び旅費に使用する。 また研究発表のため日本介護教育学会が北海道で開催予定であり、その学会費及び旅費が大幅にいると考えられる。
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Research Products
(2 results)