2021 Fiscal Year Research-status Report
障害のある子供に対するキャッシュレス決済に対応した消費者教育教材の開発と検証
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21K02082
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Research Institution | Kanazawa Seiryo University |
Principal Investigator |
新谷 洋介 金沢星稜大学, 人間科学部, 准教授 (70733450)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 顕子 金城学院大学, 生活環境学部, 教授 (20350952)
長谷川 元洋 金城学院大学, 国際情報学部, 教授 (80350958)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | コード決済 / 疑似体験教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、障害のある子供のキャッシュレス決済の実態調査や、キャッシュレス決済の疑似体験教材の開発と授業による検証を通して、障害のある子供のキャッシュレス決済の現状や課題、キャッシュレス決済に必要な支援内容、金銭教育を行う上で困難さに対応した支援の視点を明らかにすることを目的としている。 令和4年度は、「障害のある子供のコード決済の学習状況や利用状況、課題を明らかにする。」ことを目的とし、特別支援学校に対する全国調査の実施を予定していたが、コロナ禍における状況に応じて次年度に実施することとした。 「障害のある子供に対するコード決済疑似体験教材の開発を通して、コード決済に必要な支援内容の視点を明らかにする。」ことについては、既存のものに準じたコード決済の疑似体験教材を開発することができた。主な機能として、店舗アプリは、商品の登録、支払いコードの生成、コードの読み取り決済、支払アプリは、コードの読み取り、コードの表示、支払い履歴の表示等を実装した。また、「開発教材を活用した授業実践を通して、コード決済特有の金銭教育の視点を明らかにする。」ことを目的とし、開発した疑似体験教材を活用した小学校における指導案の開発や、店舗アプリに商品を登録し、小学校に整備された端末を使用し児童一人一台でコード決済を行うことができる研究授業を2クラスで実践した。研究授業においては、インターネットのアクセス制限により教材が動作しない課題が残った。次年度、課題に対応した研究授業を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
次の、次年度に実施することとなった内容があったため、やや遅れているとした。 「障害のある子供のコード決済の学習状況や利用状況、課題を明らかにする。」ことを目的とし、特別支援学校に対する全国調査の実施を予定していたが、コロナ禍における状況に応じて次年度に実施することとした。 研究授業において、インターネットのアクセス制限により教材が動作しない課題が残り、次年度、課題に対応した研究授業を行う予定とした。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度実施できなかったことについて、次年度実施し、研究授業に関しては、小学校をベースに、後半に特別支援学校において実施していく。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、特別支援学校に対する全国調査を今年度実施しなかったこと、疑似体験教材の使用機材を小学校で整備している機材を利用したため使用機材の整備が今年度は不要であったためである。 次年度実施予定の、特別支援学校に対する全国調査と、特別支援学校における研究授業の機材整備、開発した疑似体験教材に学習上の支援機能を追加する開発費等で使用予定である。
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