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2022 Fiscal Year Research-status Report

住居内食環境と食生活および生活習慣病に関する客観的評価ならびに相互関連の検討

Research Project

Project/Area Number 21K02154
Research InstitutionJapan Women's University

Principal Investigator

亀山 詞子  日本女子大学, 家政学部, 講師 (30732945)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 桑野 稔子  静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (20213647)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords食環境 / 居住環境 / 食生活 / 生活習慣病 / 健康状態
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、生活習慣病予防対策を効果的に進めるために、住居内の食環境に着目し、住環境と居住者の食生活をはじめとする生活習慣および心身の健康状態との関連を明らかにすることである。
2022年度は、初年度に行った調査データを用い、住環境と居住者の食生活習慣、食物摂取状況、健康状態の関連について基本データの解析を行った。
対象者は、同一企業に勤務する30~59歳の男性227名である。郵送法により、CASBEEすまいの健康チェックリストによる住環境評価、簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)による食物摂取状況、食生活・生活習慣、健康診断結果による健康状態の調査を行った。回収率は70.9%だった。住環境評価得点の平均点は104点と、全国調査と比較して高い傾向にあった。住環境評価得点を低得点群と高得点群の2群に分け、健康状態、食物摂取状況、食生活・生活習慣について、群間の差の検定を行った。住環境と健康状態との関連については、住環境評価得点の低得点群の方が高得点群より、脂質異常症の有病者割合が高かったが、肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧症の者の割合は、群間で差がなかった。また、食生活・生活習慣については、低得点群と高得点群で、エネルギーおよび栄養素摂取量、アルコール摂取量、運動習慣、喫煙習慣に差は認められなかった。この研究成果について、第69回日本栄養改善学会学術総会にて口頭発表を行った。
今後は、住環境評価得点について部屋・場所別及び健康要素別の観点からも食生活および生活習慣病との関連を検討していく予定である。また、住環境以外の要因と食・生活習慣および心身の健康状態との多角的な検討を試みる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初予定した通りの内容で調査を実施することができ、基本的な解析は進められているため、本研究はおおむね順調に進展していると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

今後は、住環境評価得点については部屋・場所別及び健康要素別の観点からも食・生活習慣および心身の健康状態との関連を検討していく。これまでの解析結果からは住環境と食生活・生活習慣との明確な関連は認められなかったため、本調査で得られたその他の要因についても検討を行い、生活習慣病予防対策に資する知見を取りまとめ、学会での成果発表や学術雑誌への論文投稿を行っていく。

Causes of Carryover

統計解析ソフトを購入する予定であったが、研究代表者の異動に伴い、新たな所属施設において当該ソフトが使用できる状態であったため、支出が抑えられた。そのため、次年度使用額が生じた。
2023年度は、当研究成果を取りまとめ、学会発表や国際誌への投稿を行う予定である。当初の計画より費用がかかる見込みとなったため、投稿料等に充てる予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 勤労成人男性における住環境と食生活および健康状態との関連2022

    • Author(s)
      亀山詞子、宝来真夕、村松沙羅、伊藤綾子、桑野稔子
    • Organizer
      第69回日本栄養改善学会学術総会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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