2023 Fiscal Year Research-status Report
住居内食環境と食生活および生活習慣病に関する客観的評価ならびに相互関連の検討
Project/Area Number |
21K02154
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
亀山 詞子 日本女子大学, 家政学部, 講師 (30732945)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑野 稔子 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (20213647)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 食環境 / 居住環境 / 食生活 / 生活習慣病 / 健康状態 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、生活習慣病予防対策を効果的に進めるために、住居内の食環境に着目し、住環境と居住者の食生活をはじめとする生活習慣および心身の健康状態との関連を明らかにすることである。 CASBEEすまいの健康チェックリストによる住環境評価、簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)による食物摂取状況、食生活・生活習慣、健康診断結果による健康状態の調査により得られたデータについて解析を行った。 2022年度に得られた住環境評価得点に関する結果を踏まえ、8項目の部屋・場所別得点のうち、食事場面と関わりが深い、居間・リビングとキッチンについて、部屋・場所別得点の低得点群と高得点群の2群間に分け、健康状態、食物摂取状況について、群間の差の検定を行った。居間・リビング評価得点の低得点群の方が高得点群より、肥満者の割合が高かったが、その他の疾患には差がなく、キッチン評価得点による差もなかった。また、食物摂取状況については、居間・リビング、キッチンのいずれでも低得点群の方が平日の朝食を欠食する者が多かったが、食品および栄養素等摂取量に差は認められなかった。 さらに、食生活および健康状態に関連する要因の一つとして、健康的な食行動の実践意識に着目して、生活習慣病の予防や改善のための食行動の実践意識と食品および栄養素等摂取量の関連の検討も行った。その結果、健康的な食行動として着目した食品および栄養素の種類によって実践意識と摂取量の関連が異なることが明らかになった。この研究成果について、第70回日本栄養改善学会学術総会にて口頭発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究で得られた知見について論文投稿に至らなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究で得られたデータを用いて、住環境以外の内容についても食生活および生活習慣病との関連を検討し、論文執筆や学会発表を行い、社会に発信する予定である。
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Causes of Carryover |
2023年度に本研究成果を論文投稿する予定であったが、論文投稿に至らなかったため、投稿料等の支出がなく、次年度使用額が生じた。 2024年度は、学会発表や国際誌への投稿を行う予定である。当初の計画より費用がかかる見込みとなったため、投稿料等に充てる予定である。
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