2022 Fiscal Year Annual Research Report
A study on examine relation miniature between scale and symbol use in infant period
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21K02212
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
池内 慈朗 埼玉大学, 教育学部, 教授 (10324138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 草介 東京都市大学, 人間科学部, 准教授 (60803484) [Withdrawn]
萩生田 伸子 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (70292638)
杉村 美佳 上智大学短期大学部, 英語科, 准教授 (70442126)
立川 聡子 佐野日本大学短期大学, その他部局等, 教授(移行) (40258851)
伊東 一誉 国際学院埼玉短期大学, 幼児保育学科, 講師(移行) (00899693)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ミニチュア / 表象理解 / MI理論 / 縮小されたもの / ミニチュア玩具 / 空間認識知能 / モノに関連する思い出 / 小さい頃から好きだったもの |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナで幼稚園・保育園での実験が難航した。規模を縮小し(等々力保育園分、この園の保育園にて)ミニチュア玩具遊びを通して参与観察を行った。MI理論に基づく質問紙調査を児童にも実施した。参与観察は、4-5歳児の女子3名を対象に行った。参与観察は、幼児期においても「ミニチュアの空間の認識・スケール理解」の操作がみられた。言語的知能では幼児同士で対話して人形の役を決めていた。空間的知能では、リビング、キッチン、子ども部屋などミニチュアの空間の認識「スケール理解」の操作がみられた。玩具の取り合いやけんかにならないように調整が、家づくりをしている様子が窺えたのはミニチュア玩具遊びの中で8つの知能を用いつつ縮小された世界で物語的表象を作り上げていき、既に「現実での小世界の理解・スケール理解」が見られたのは仮説以上の成果が得られたと言えよう。 一方幼児研究の難しさから専門に関わらず大学生78人に自由記述で質問をした。多少なりとも幼少期を思い出させ「モノに関連する想い出」には26名のみが回答をした.記述された文の数は約50,また幼児期の遊びに見出される「みたて遊び・ごっこ遊び」といった想像活動とこれらの想像活動を持続的なも のにしていくための支えとして機能する物語的表象(narrative representation)について厳密に考察を行った。自由記述「モノに関連する想い出」には26名のみが回答をし、幼少期から、現在につながる「小さい頃に買ってもらったもの」「小さい頃から好きだったもの」など明らかな幼児期のミニチュア玩具遊び、スケール理解、表象機能、表象機能の発達、創造性にまで関わる。教育学部教授会では私の名誉教授就任は承認され科研費の最終年度が継続できると分担者たちの希望も埼玉大学上層部たちの個人攻撃により修了させられ学問の自由が奪われた事実が存在したことは学振に報告しておきたい。
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Research Products
(3 results)