2023 Fiscal Year Research-status Report
Exploring discursive language practices and the role of translanguaging in Japanese university classrooms
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21K02277
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
糸井 貴夕 立命館大学, 国際教育推進機構, 嘱託講師 (10869233)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | トランスランゲージング / CLIL / EMI / 英語教育 / 高等教育の国際化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「英語での」授業内における大学生の(1)トランスランゲージングの使用状況、(2)ディスカッション等において学生同士が共通理解を成立させるためのトランスランゲージングの役割、(3)意味構築におけるトランスランゲージングの有用性、を調査し、効果的な授業方法の開発や提案を行うための方向性を見い出すことである。2023年度は、2022年度までに行った、日英両言語を使いながら異文化コミュニケーションを学ぶ授業でのグループワーク内でのトランスランゲージングの使用についての分析データを国際学会で発表した。具体的には、7月にスペインで行われたDNC5-ALED学会で研究成果を発表した。また、学生のグループワークでのトランスランゲージングの使用に焦点を当てた"Academic Discourse Socialization in a “Bilingual” Undergraduate Course: Group Work among Students with Diverse Cultural and Linguistic Backgrounds"という題名の論文を執筆し、International Journal of Applied Linguisticsで既にアクセプトされ、掲載予定である。また、勤務校が再び変わり、EMIに焦点を当てた調査ができなかったため、2024年度に行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、これまでの調査結果を国際学会で研究成果を発表し、論文も投稿していく予定であったが、実際に国際学会で研究成果を発表することができ、論文もアクセプトまでいくことができた。しかし、勤務校の変更があり、EMIコースでのトランスランゲージングの使用の調査をする予定であったが進めることができなかったため、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度の2024年度は、EMIのデータを取り、分析、論文の執筆まで行う。また、学会発表と、論文発表を通し、本研究のまとめを行う。今年の8月には、マレーシアで開催される国際応用言語学会で、「Translanguaging and transknowledging towards critical and inclusive CLIL in plurilingual settings」というタイトルのパネルで、他のアジア圏の研究者たちと共同でパネルディスカッションを行うことが決定している。論文に関しては、International Journal Applied Linguisticsのスペシャルイシューに一件投稿した論文を修正中で、もう一件は、Journal of Multilingual and Multicultural Developmentに投稿予定である。データ分析中のものに関しても、2024年度中に仕上げて国際ジャーナルに投稿予定である。
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Causes of Carryover |
EMIの調査を行うはずだったが勤務校の移動で行えなかったため、謝礼や文字起こしの分の次年度使用額が生じた。2024年度に調査を行い、使用する。
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Research Products
(2 results)