2024 Fiscal Year Annual Research Report
主体的エンパワメントの可視化:多様な声と場所をめぐる外国人生徒との批判的実践研究
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21K02280
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| Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
小林 聡子 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (90737701)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 綾子 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (20720030)
徳永 智子 筑波大学, 人間系, 准教授 (60751287)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 居場所 / 移民難民 / 子どもと若者 / フォトボイス / 参加型アクションリサーチ / 批判的実践研究 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、トランスナショナルな状況下で国家間を移動する子ども達が、調査者とともに、自分の置かれている環境や状況についてアクティブな行為主体(エージェンシー)として認識することを通して、アイデンティティや居場所について捉え直し、「主体的エンパワメント」につなげていくのかを可視化させる批判的実践研究である。最終年度の2024年度は、以下の研究実績があげられる。 第一に、これまでの成果を10月にコロンビアにおいて国際学会にて発表した(円安と渡航費の高騰により、代表者のみ現地に向かい、研究分担者はオンラインにて参加)。本学会は、中南米を中心とした子どもとの批判的実践研究者が集まるもので、代表者らも広くネットワーク構築ができた。今後、連携を強めて共同しつつ、日本においてもシンポジウムを開催する予定である。 第二に、学会発表にてまとめた研究成果を英語論文にまとめなおした(国際学術雑誌に投稿中)。本研究では、外国につながる子どもと若者と共にフォトブックを作成する目標は、当初の参加者らが複雑な事情でプロジェクトに参加し続けることが困難となり、研究助成期間中に達成できなかった。そのため、この状況自体を分析し、不安定な中で生きる子どもや若者と共に研究することの複層的な課題と展望を論じた。 第三に、代表者が9月からサバティカルでカナダに滞在し、現地で移民難民状況にある子どもや若者と、どのように大学・NPO・学校が連携をしながら様々な支援活動をしているのか調査を行なったことで、次年度以降の具体的な展開可能性について検討することができた。 いわゆる学術的成果を短期間で提示することは困難であるものの、本実践では、子どもや若者に継続的に寄り添いながら、学校や地域とのネットワークを丁寧に構築し、教員研修等を通じてその認識的・構造的変化に寄与することができた点も、本実践研究における成果の一つだと考える。
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