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2021 Fiscal Year Research-status Report

大人の言語刺激がこどもの行動形成に与える影響ー0歳から5歳の発達段階と行動分析ー

Research Project

Project/Area Number 21K02365
Research InstitutionTokyo Future University

Principal Investigator

川口 めぐみ  東京未来大学, こども心理学部, 講師 (10626310)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords言葉かけ / 行動分析 / こども / 保育者 / 大人
Outline of Annual Research Achievements

保育者がこども個人もしくは全体とかかわろうとするとき,その大半は言語的かかわりである。保育の中に溢れている保育者の言葉は,こどもの学習や行動を形成する直接的な刺激となっており,後のこどもの行動を強化もしくは消去する重要な独立変数となっている。保育者の専門性について問うとき,発達理解や実践力,協働や省察的思考,共感的態度などのワードは多く見られるが,保育者の言葉かけについて検討した研究はほとんどない。
保育者の言葉とこどもの行動の関連について行動分析学的に検討するため,2021年度における当初の予定は,①研究計画の目的と方法など,調査依頼園に説明を行いインフォームドコンセントを得て調査を開始すること,②0・1・2歳児クラスにおける保育者の言葉かけ(刺激)とこどもの行動(反応)の関連について,こども注意が届かない天井にカメラを固定して保育者の刺激とこどもの反応を8時半から14時半までの約6時間を記録し,言葉かけという刺激とこどもの行動出現の有無や行動出現などの反応時間など,行動分析学的に分析することであった。
データ収集は2週間隔で半年間(6月~11月)を予定していたが,COVID-19の感染防止のため,2021年度の調査協力が得られたのは1園(保育所)のみだった。また,2週間隔でデータを収集する予定だったが,園の感染状況によって不定期なデータ収集となった。2021年度に得たデータは6月24日,7月30日,8月18日,9月16日,10月14日,10月28日の6日間で,0・1歳児クラスと2歳児クラスのデータをそれぞれ収集し分析している。
本調査から,こどもの年齢によって,保育者の言葉かけは異なり,その言葉刺激とこどもの反応も年齢によって変化している可能性があることが示唆できそうである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2021年度における当初の予定は,①研究計画の目的と方法など,調査依頼園に説明を行いインフォームドコンセントを得て調査を開始すること,②0・1・2歳児クラスにおける保育者の言葉かけ(刺激)とこどもの行動(反応)の関連について,こども注意が届かない天井にカメラを固定して保育者の刺激とこどもの反応を8時半から14時半までの約6時間を記録し,言葉かけという刺激とこどもの行動出現の有無や行動出現などの反応時間など,行動分析学的に分析することであった。
データ収集は2週間隔で半年間(6月~11月)を予定していたが,COVID-19の感染防止のため,2021年度の調査協力が得られたのは1園(保育所)のみだった。また,2週間隔でデータを収集する予定だったが,園の感染状況によって不定期なデータ収集となった。2021年度に得たデータは6月24日,7月30日,8月18日,9月16日,10月14日,10月28日の6日間で,予定していた40%程度のデータ量となっている。0・1歳児クラスと2歳児クラスのデータをそれぞれ収集し分析しているが,2022年度に再度,同調査対象園で同クラス,同手続きをもって0・1・2歳児のデータを増やしていく。

Strategy for Future Research Activity

2021年度に収集する予定だった0・1・2歳児のデータは40%となったため,2022年度は,追加として,同調査対象園で同クラス,同手続きをもって0・1・2歳児のデータを増やしていく。また,2021年度と2022年度の0・1・2歳児のデータを統合して分析し,学会発表など結果を公表していく。

Causes of Carryover

2021年度は,COVID-19の感染防止のため,引き続き調査対象となる保育園が感染対策を徹底する状況だった。そのため,2021年度の調査協力が得られたのは1園(保育所)のみで,また,2週間隔でデータを収集する予定だったが,園の感染状況によって不定期なデータ収集となった。そのため,予定していた収支計画が変更になり,次年度使用額が生じた。

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Published: 2022-12-28  

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