2023 Fiscal Year Research-status Report
論理を教える国語の先生をどう育てるか:国語科教育学研究者によるセルフスタディ
Project/Area Number |
21K02456
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
幸坂 健太郎 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (20735253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 浩治 岡山大学, 教育学域, 准教授 (30583207)
難波 博孝 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (30244536)
青山 之典 福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (00707945)
吉川 芳則 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (70432581)
篠崎 祐介 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (60759992)
本渡 葵 新見公立大学, 健康科学部, 准教授 (20781248)
武田 信子 東京学芸大学, 教育学部, 研究員 (00247123)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | セルフスタディ / 個体史研究 / 教師教育者養成 / 教員養成 |
Outline of Annual Research Achievements |
①研究グループ外の国語科教育学研究者1名を加え、セルフスタディの“輪”を拡大した上で、さらにセルフスタディを継続した。また、若手研究者だけの小グループでのセルフスタディと、全員で行うセルフスタディという二段構えの進め方を採用した。 その結果、研究グループ内での問題意識が先鋭化・具体化され、自分たちが課題と考えていることが明確になった。その課題とは、三角ロジックの国語教育学に受ける受容に関する課題意識である。この課題については、この課題をのっぴきならないものとして捉える研究グループメンバーによって、R6年度以降も継続して取り組む。 ②国語科教育で既に存在する「個体史研究」の考え方と、セルフスタディの比較考察をし、セルフスタディが国語科教育学研究上どのように位置付けられるのかを明らかにするラウンドテーブルを実施することになった。ラウンドテーブルは、第146回全国大学国語教育学会(鹿児島大学、2024.05.26)に実施することになり、R5年度は、その準備を行った。具体的には、セルフスタディの海外研究者にラウンドテーブル登壇を依頼して打合せを行ったり、セルフスタディについて詳しい識者を招き、セルフスタディの勉強会(Zoom)を実施したりした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、自分たちが実際にセルフスタディを行うことにより、今後への道筋を見つけることができたから。また、計画していたラウンドテーブルも、無事に登壇してくださる海外研究者が見つかり、実施に向けて準備が順調に進んでいるから。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は当初R5年度までの研究課題であったが、R6年度にラウンドテーブルを実施する関係で、1年間の研究期間延長を行った。したがって、R6年度は、第146回全国大学国語教育学会(鹿児島大学)でのラウンドテーブルの実施がメインの取り組みとなる。
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Causes of Carryover |
研究期間を1年延長したため。R6年度に実施するラウンドテーブルに残額を使用する。
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