2024 Fiscal Year Research-status Report
子どものインターネット使用に対する予防的・開発的な指導力の育成に向けて
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21K02493
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| Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
三宅 幹子 岡山大学, 教育学域, 教授 (80352061)
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| Project Period (FY) |
2024-02-26 – 2027-03-31
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| Keywords | インターネット / インターネットリテラシー / ネットモラル教育 / インターネット依存 / 予防教育 |
| Outline of Annual Research Achievements |
補助事業期間2024年度~2026年度のうち,2024年度には,現職教員・教職課程在籍学生(教員志望学生)を対象に児童・生徒のインターネット使用の指導に対するエフィカシー(efficacy;効力感)(以降,「指導のエフィカシー」と表記する)を測定する「指導のエフィカシー尺度」を開発する予定であった。しかしこれについては,予定していた調査参加者からの調査協力を得ることが難しい部分があり,予定していたデータの一部を収集することができなかったため,研究成果としては,「指導のエフィカシー尺度」の候補項目作成のための資料の一環として収集した,子どものインターネット使用状況およびインターネット依存に関連する文献をレビューし,その一部を紀要論文としてまとめて発表するにとどまっている。 そこでは,子どものデジタルメディア,デジタルデバイスの使用に関して,使用開始年齢の低年齢化・長時間利用の問題が指摘され,乳幼児期からの使用実態の把握やそれが発達に及ぼす影響,および親の使用実態やペアレンタルコントロールも含めた検討の必要性が高まっている状況を受けて,近年の本邦における乳幼児を対象としたデジタルメディア,デジタルデバイスの使用実態を報告する研究や報告書を概観し,乳幼児期における使用実態の概要を把握するとともに,乳幼児期における依存傾向の実態やデジタルメディア使用に対する親の認識,乳幼児期のデジタルメディア使用をめぐるその他のトピックについて概観した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
補助事業期間2024年度~2026年度のうち,2024年度には,現職教員・教職課程在籍学生(教員志望学生)を対象に児童・生徒のインターネット使用の指導に対するエフィカシー(efficacy;効力感)(以降,「指導のエフィカシー」と表記する)を測定する「指導のエフィカシー尺度」を開発する予定であった。しかしこれについては,予定していた調査参加者からの調査協力を得ることが難しい部分があり,予定していたデータの一部を収集することができなかった。そのため,研究の進捗状況としては当初の計画よりもやや遅れている状態である。
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| Strategy for Future Research Activity |
2025年度には,2024年度に実施途中の調査を継続して実施し,児童・生徒のインターネット使用の指導に対するエフィカシー(efficacy;効力感)(以降,「指導のエフィカシー」と表記する)を測定する「指導のエフィカシー尺度」の開発を進める。 また,「指導のエフィカシー尺度」を用いて,現職教員および教職課程在籍学生を対象とした調査を行い,主に①,②の観点から実態把握を試みる。 ①現職教員を対象に「指導のエフィカシー尺度」を用いて調査を実施し,校種,年齢,職歴等による指導のエフィカシーの違い,指導の意識等との関連を検討し,教育現場の現状を把握する。 ②教職課程在籍学生を対象に,指導のエフィカシーとその関連要因について調査し,指導のエフィカシーとその関連要因の検討を行う(指導のエフィカシー尺度得点,本人のインターネット使用歴・使用環境,現在の使用状況,アディクション傾向等について,変数間の相関,因果関係等の分析から,教職課程在籍学生の指導のエフィカシーとその関連要因について明らかにし,形成過程を考察する)
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| Causes of Carryover |
予定していた調査計画が進まず,次年度に持ち越しとなった部分が生じたため\次年度使用額が発生した。2024年度に実施できなかった調査については,2025年度に引き続き実施予定である。
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