2021 Fiscal Year Research-status Report
Professional Development Program for the Teachers of Digital Citizenship Education
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21K02533
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen University |
Principal Investigator |
芳賀 高洋 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (90637761)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | デジタル・シティズンシップ / シティズンシップ教育 / 情報モラル教育 / 著作権教育 / 教職員研修 / 授業授業 / 創造的思考力 / 批判的思考力 |
Outline of Annual Research Achievements |
初等中等教育におけるデジタル・シティズンシップ教育の専門性を磨く教師用研修プログラム開発を目指し、令和3年度内に以下を遂行した。 (1)ISTE(国際教育テクノロジー協会)におけるデジタル・シティズンシップの最新情報の記事翻訳、主に米国のデジタル・シティズンシップ関連図書や関連教材の翻訳し、分析検討を行った(ただし、著作権処理の関係上、翻訳した図書や教材等は公開していない)。(2)本研究を遂行するために岐阜県岐阜市教育委員会と「デジタル・シティズンシップ教育推進協定」を正式に締結し、岐阜市教育委員会、および、岐阜市立小学校等とデジタル・シティズンシップ教育に関わるミーティングを定期的に開催し、教材の開発等を継続的に行っている。(3)研究協力者らとの共著でデジタル・シティズンシップを日本の教育界に紹介する書籍『デジタル・シティズンシップ+』を令和4年4月21日に発刊した。(4)デジタル・シティズンシップ教育に関わる研究会をオンラインで4回開催し、専門研究者らによる会議(座談会)についてはその記録を令和4年4月に発刊した『デジタル・シティズンシップ+』に掲載した。(5)著作権に関するデジタル・シティズンシップの教材をいくつか作成し、教育委員会や学校法人等が主催する現職教員研修、管理職研修、PIA研修にてデジタル・シティズンシップをテーマとして講演、ワークショップを実施した。なお、研修は令和3年度内で30回程度実施した。(6)主として岐阜県、愛知県の小学校でデジタル・シティズンシップの小学生向けの授業実践を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度は研究会の開催や研究テーマである研修用教材のビデオ撮影を予定していた8月以降にコロナ感染症拡大による緊急事態宣言が発令されるなどして、計画していた研究遂行の停滞を余儀なくされた。研究会などミーティング自体はオンラインで開催できたものの、教材用ビデオ撮影等は実施が難しく、令和4年度に持ち越ししている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、初年度から実施している教員研修を継続しつつ、単発の教員研修教材ではなく、15回程度の教員研修コースの開発を重点的に行っていく。特にビデオ等も取り入れたMOOCシステムでのコース開発に着手する予定である。 また、当初の計画では第2年目は海外研究旅行を計画していたが、実地旅行を断念し、オンラインでの海外の研究者等との研究会の実施に切り替え、欧米の研究者を中心に複数のオンライ研究会を開催する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ感染症蔓延による予定していた研究会やビデオ撮影等の教材開発が行えなかったため次年度使用額が生じた。第2年目にて第1年目に計画していた未実施の研究(ビデオ撮影等教材開発)を行う。
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Research Products
(2 results)