2023 Fiscal Year Annual Research Report
Professional Development Program for the Teachers of Digital Citizenship Education
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21K02533
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen University |
Principal Investigator |
芳賀 高洋 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (90637761)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | デジタル・シティズンシップ / 教職員研修 / C-TPACK教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
<研究最終年度> 2年目までの研究成果(教材開発及び研修カリキュラムの開発)に基づき、岐阜県教育委員会、岐阜市教育委員会ほか、15の基礎自治体教育委員会や学校主催のデジタル・シティズンシップの専門性に関する小中学校教職員研修を実施した。15の研修のうち、13が対面式ワークショップ、2つの研修がオンラインで実施した。教育委員会主催の教職員研修は基本的に「単発研修」となることが多く、短い時間でいかに効果的な研修ができるかがポイントとなる。 教職員研修前と研修後にデジタル・シティズンシップ、GIGAスクール構想(1人1台情報端末、ネットアカウント配付)に関するアセスメントを実施し、統計学的に比較分析を行い、教職員研修の効果について分析を行った。 その結果、教職員研修後、デジタル・シティズンシップ教育に対して95%の項目で有意にポジティブな結果が得られた。デジタル・シティズンシップの難易度の評価項目でネガティブな結果が出たものの、研修前と研修後で有意差があるとまでは言えなかった。また、「授業マニュアルがほしい」といったデジタル・シティズンシップに対する主体性、積極性については、ややネガティブな結果となった。なお、対面式研修とオンライン式研修では、オンライン式のほうがポジティブな影響がみられた。 それら調査結果に基づき、言葉のチョイスなど平易なものに改善し、図や映像によるより理解しやすい教材の改善等を行った。
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Research Products
(3 results)