2021 Fiscal Year Research-status Report
教員の保健・安全の資質・能力育成に関するデジタル学習教材の開発
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21K02627
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
物部 博文 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (30345467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横嶋 剛 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (20826185)
杉崎 弘周 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (30612741)
森 良一 東海大学, 体育学部, 教授 (50515210)
植田 誠治 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (90193804)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 教員養成 / 保健・安全 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,教員養成課程および入職後のOJTにおける学習教材(デジタル学習教材)の開 発と学習教材の有効性についての検証を目的とする.そのために前回の研究を基礎データと しながらもより精度の高い調査を実施し,教員養成課程段階において何がどのように必要か,そして,OJTでは何がどのように必要かについて質問紙調査とヒアリング調査を実施する。そこで得られた情報をデジタル教材(試作ver.1)にフィードバックする.先述のように健康・安全に関わる要因を取り上げた研究は,日本学校保健学会の共同研究や植田の研究,物部らの研究が認められるものの,その他は見当たらない.前回(2018-2021年)研究で実施した全国調査は、令和元(2019)年度に日本学校保健学会で2件の口頭発表,2件のポスター発表を行い,2020年度に日本学校保健学会の論文にアクセプトされている。また、2021年度は1件の口頭発表と体育学研究に1本論文としてアクセプトされている. 教員養成課程の学生は,教員の健康・安全に関わる役割について,自身が児童生徒として経験した要因以外は認識していない傾向にある.教員養成課程において保健・安全に関する科目が社会実装され,OJTによる保健・安全の研修システムが充実するためには,教員の保健・安全の資質・能力に関する研究(エビデンス)の積み重ねが重要である.したがって,本研究により得られた知見を引き続き日本学校保健学会や日本体育学会などで発信する予定である. 残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響により前プロジェクトの進捗が遅れていること、2021年度も教育現場における混乱の影響が大きいことから、調査の実施が困難であったため、2021年度は調査内容の検討にとどまっている。2022年度の早い段階で学校現場への調査を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症による学校現場への配慮による.
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症が終息しつつある2022年度中に調査を実施し、研究を進める。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症による影響のため2021年度に調査を実施できなかったことから調査に関わる支払い等が行われなかった。2022年度に調査を進めることで計画通りの予算執行を目指す。
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