2021 Fiscal Year Research-status Report
重症心身障害児の進路指導に活用できる移行アセスメントツールの実用化に向けた研究
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21K02693
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
中山 祐一 摂南大学, 看護学部, 助教 (00781428)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 重症心身障害 / 成人移行期 / 特別支援教育 / 進路指導 / 卒業 / 準備性 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究開始当初、シングルケース実験デザインを用いて、移行アセスメントツールを活用した進路指導のプログラム評価を行う予定であった。シングルケース実験デザインの専門家に研究計画について意見をいただくため、コンサルテーションの機会を2回設けた。コンサルテーションの結果、研究計画の特性上、特別支援学校卒業後の生活に向けた準備行動に対する適切なアウトカム指標の設定が難しいと判断し、別の研究デザインを検討する運びとなった。 2021年度後半からは、研究計画を変更し、プログラム評価のアウトカム指標を検討しつつ、併せて移行アセスメントツールの運用方法を検討した。運用方法を確立を目指し、学校現場の教職員の進路指導の内容の把握、及び教職員から意見を聴取することを目的にフィールドワークを計画した。2022年度前期には倫理審査を受け、承認後にフィールドワークを実施予定としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、シングルケース実験デザインにて調査を進める予定であったが、適切なアウトカム指標がなく、研究計画が変更となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
移行アセスメントツールの運用方法の確立を目指し、2022年度はフィールドワーク(参与観察)を予定している。移行アセスメントツールを活用した進路指導のプログラム評価においては、アクションリサーチを活用することを検討しているが、他に適切なデザインがないか検討していく。
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Causes of Carryover |
研究開始当初、シングルケース実験デザイン(SCD)を用いてアセスメントツールの評価を実施する予定であった。しかしながら、SCDの専門家にコンサルテーションをしたところ、適切に評価することが難しいことが判明した。そのため、研究遂行の予定が遅れ、調査が開始できていないことから、次年度使用額が生じた。 次年度は、アセスメントツールの運用方法を作成するために、特別支援学校の現場でフィールドワークを予定している。フィールドワークではフィールドノーツを作成することが重要となり、現場のエピソードを記述するための物品、現象を録画するための撮影機具、フィールドやインフォーマントへの謝金、交通費等の支出を予定している。
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