2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the support method using the "Support book for children and adolescents who Stutter"
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21K02703
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| Research Institution | Kanazawa University |
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Principal Investigator |
小林 宏明 金沢大学, 学校教育系, 教授 (50334024)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 吃音 / 幼児・児童・生徒 / 指導・支援法 / サポートブック / 合理的配慮 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2021年度に実施した、「吃音のある子どもへの配慮・支援データベース」(配慮・支援DB)試案の作成、2022年度に実施した、吃音のある子どもの保護者を対象とした「子どもの吃音に関する困難及び支援の実態と要望についての半構造化面接調査」の結果を踏まえ、2023年度は、「吃音のある幼児から高校生のためのサポートブック（吃音SB）」の作成を行った。
吃音SBは、保護者向け、子ども向けから構成された。保護者向けは、（1）お子さんの紹介、（2）お子さんの吃音について、（3）吃音に関する要望、（4）吃音への対応への記録からなり、幼児期から高校卒業までの時期をカバーできる内容とした。子ども向けは、（1）わたしについて、（2）わたしの吃音について、（3）まわりの人へのお願い、（4）ことばの教室でしたいことからなり、言語障害通級指導教室や言語聴覚士による指導・訓練での使用を想定し、吃音の基礎的知識や吃音へのアプローチ（環境面、心理面、発話面への働きかけ）などの学習にも対応した内容とした。
さらに、吃音についての基本的情報や、吃音のある子どもの抱える困難、吃音のある子どもへの配慮・支援の内容や方法、吃音のある子どもへの指導・支援（環境調整、発話指導、心理面への対応など）の情報を掲載した「吃音情報シリーズ[保護者向け]」（吃音とは、吃音のあるお子さんへの対応、など9編）、「吃音情報シリーズ[先生向け]」（吃音のあるお子さんへの配慮と支援、クラスへの吃音の啓発など7編）、「きつ音勉強シリーズ」（吃音のあるお子さん向け）（吃音って悪いこと?、吃音が出にくい話し方など12編）、「吃音理解シリーズ」（子ども向け吃音啓発資料）（みんなが出来ることなど2編）を作成（動画資料を含む）した。
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