2021 Fiscal Year Research-status Report
若年聴覚障害者のキャリア発達及びその促進と抑制に関する縦断研究
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21K02717
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Research Institution | Odawara Junior College |
Principal Investigator |
杉中 拓央 小田原短期大学, 保育学科, 専任講師 (70755917)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 聴覚障害 / キャリア発達 / キャリア教育 / 就労支援 / 生涯発達 / 縦断研究 / 混合研究 / 障害学生支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
聴覚障害は聴き取りの困難のみならず、その困難に由来する社会性の未発達や心理的課題等をもたらす。このことは、既に早期離職率の高さ等において表出しており、聴覚障害者自身が、自己吟味の機会を持ち、主体的に日々を過ごすことが大切である。そこで本研究では、縦断調査をとおして、聴覚障害者の社会生活の初期におけるキャリア発達の状況と、諸要因の関連を探る。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りに、今年度も予定していた時期に定例の調査(若手研究より引き継いだもの、四年目)を実施することができたため。コロナ禍の影響によって、研究の状況について有識者と議論することや、成果発表、アウトリーチ等には課題が残った。今後はオンライン対応も含めて検討していく。
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Strategy for Future Research Activity |
当初は調査協力者が大学に在籍する四年間の縦断調査であったが、継続可能となったため、彼らの就労後についても引き続き追跡を行う。この縦断研究にとってコロナ禍は想定外のことであり、時流に即した事例研究とするなど、研究内容、分析手法の微調整を行う。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響により思うように打ち合わせや成果発表ができなかったため。 新しい生活様式に即して上記の達成を検討し、また代替のアウトリーチ活動等を検討することで適切な使用に努める。
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Research Products
(5 results)