2022 Fiscal Year Research-status Report
特別支援学校の自立活動指導におけるスヌーズレン適用の実践と課題
Project/Area Number |
21K02726
|
Research Institution | Tokyo University of Social Welfare |
Principal Investigator |
柳本 雄次 東京福祉大学, 教育学部, 教授 (30114143)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大崎 博史 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 情報・支援部, 総括研究員 (40359120)
西木 貴美子 東大阪大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (80634302)
野澤 純子 國學院大學, 人間開発学部, 教授 (20451693)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | スヌーズレン / 特別支援学校 / 自立活動 / 重度・重複障害児 / 多重感覚環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究で掲げた以下の研究課題のうち、各課題を担当する協力者を研究分担者に決定し、分担者を中心に研究グループを組織し活動を進行することにした。分担者と協力者の参加する全体研究会をほぼ1か月ごとに開催し、進捗報告と協議を行ってきた。 本年度は、懸案であったスヌーズレンを適用し特別支援学校や福祉施設における実践活動を進めている実践者の執筆した実践本の編集作業を行い出版することができた。9月の日本特殊教育学会第60回大会において、実践者による話題提供を中心に討議を行った。研究課題(1)スヌーズレンの概念については関係文献に基づき個別および全体研究会で取り組んだ。課題(2)スヌーズレンの特別支援学校等における実践の現状と課題の把握については、担当グループおよび全体研究会で調査対象と内容、調査方法を検討した。質問項目を議論したが、関係の実態調査が実施され数量的結果は入手できることから、それを基に実践する学校や施設を対象にアンケート調査を実施することになった。ただコロナ禍のため予備に止まり、次年度に本格化させることとした。(3)スヌーズレン利用者の感覚特性を評価するアセスメント方法に関しては国内と国外の文献を分析する作業を進行中である。④特別支援学校の自立活動指導にスヌーズレンを適用した教育実践については研究協力者の実践を中心に協議を進め、実践研究の課題と方法論を具体的に検討した。その実績をまとめた原稿を執筆し、近く研究誌に掲載する予定である。 本年度の研究活動は必ずしも順調に進捗したとはいえないが、年間を通じて全体研究会を遠隔で定期的に開催し、研究協力者との情報交換・協議により得た成果は一定程度評価できると考える。次年度は各グループ単位及び全体の会議で機動的に進展させ、研究成果を関連学会や出版等で発表する目標を設定して、一段と研究の活性化を図る。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上述したように研究課題ごとに研究の進捗状況に差異が見られた。 1.スヌーズレンの概念、感覚特性の評価方法に関しては文献収集にやや制限も見られたが、文献解読や討議はほぼ順調に進展が見られた。 2.特別支援学校における自立活動の実践と課題を把握するための調査や自立活動におけるスヌーズレンの実践実態の分析については研究協力者自身の実践に限定されてしまった。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度はコロナ禍対応の収束もあり、これまで計画した停滞ぎみの調査や実践の研究活動が活性化される状況となった。遠隔開催の全体研究会のみでなく、課題別グループによる個々の課題への研究活動の進捗を図る。そのため、研究分担者を中心にした研究活動の遂行に対しての責任体制を強化する。実践本の出版を契機に加速的な研究の進捗が期待できる状況が整ってきた状況を捉え、特に課題④の実践的研究を中心に取り組む。また、最終年度でもあるので、時機をみて全体会議において⑤総合的な研究結果の総括にも着手したい。 本年度も活動成果を積極的に関係機関や日本特殊教育学会等関連学会におけるシンポジウムや著書・論文等の発表等により活発に社会へ発信する努力をしたい。そのため今後は本研究会だけでなく、スヌーズレン関係の諸団体とも連携を強め、より多角的に研究活動と研究成果を展開し評価していく。
|
Causes of Carryover |
コロナ化で研究活動が計画通り進捗しなかっため。次年度以降精力的に計画通りに進展させる。
|