2022 Fiscal Year Research-status Report
Explication of the conceptual understanding and development of its teaching by the analysis of the discussion passed in a peer-instruction
Project/Area Number |
21K02756
|
Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
山岡 英孝 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (10443045)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 哲也 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (90625500)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | テキストマイニング / 学修行動の変容 / 概念獲得 |
Outline of Annual Research Achievements |
1年目に行った授業アンケートの自由記述のデータの解析に関して,講演発表した.解析の手法としては,形態素解析により,自由記述の内容を単語要素に分割し,1)学習に関する単語の出現頻度の分析,2)ネットワークグラフの作成,3)ワードクラウドの作成を行った.これらの手法は,コンセプトテストに対する学生のディスカッション内容のデータ解析にも援用しうるものであると考えている.加えて,授業内での学生のディスカッション内容の収集を試み,このデータに上記の解析手法を適用した. また,学生のノートパソコンを介して,コンセプトテストを実施するための準備を行った.学内LMSシステムを活用し,各授業内容との連携を図っているが,本学のカリキュラム変更に伴い,1年目に作成したコンセプトテストの配置変更と,科目変更による新規コンセプトテスト作成に時間を要した.しかしながら,新規コンセプトテストが充実したことと,コンセプトテストの実施形態を改良できたことは,本研究の基盤としての研究実績であると考えられる.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本学のカリキュラム変更があったため,授業担当科目の変更があったことと,授業内容の変更があったため,既存のコンセプトテストをそのまま活用することが難しく,コンセプトテストの整備に時間を要したため. また,授業が対面形式になったことは,以前のようにコンセプトテストを実施するには適しているが,一方で,学生のICTスキルの低下があり,これに対応するための仕様の変更にも時間を要した.
|
Strategy for Future Research Activity |
今年度も,本学のカリキュラム変更の影響が見込まれるため,研究期間の延長申請も視野に入れ,着実な研究実施を心がける予定である. コンセプトテストの準備とデータ収集方法・解析手法については,2年目までに準備できているので,研究最終年度は,これらの実施とデータ解析,および,研究発表を行う予定である.また,新規コンセプトテストの検証も併せて行う予定である.
|
Causes of Carryover |
・コロナ禍のため,1年目の研究が遅れたことにより,研究発表数が予定を下回ったこと. ・発表形態がオンラインになったため,旅費が生じなかったこと. 研究期間延長も視野に,研究発表を遂行することで,当初予算に近い支出を計画している. また,コンセプトテストの実施方法変更やディスカッションデータの取集に伴う機器購入も予定している.
|
Research Products
(1 results)