2022 Fiscal Year Research-status Report
自然災害のワークショップにおける子どもの心理変化量を測り学習へ生かすツールの開発
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21K02784
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
本間 由佳 明星大学, デザイン学部, 准教授 (90764853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 利之 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員教授 (90191288)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 感性評価ツール / 防災教育 / 環境教育 / ワークショップ |
Outline of Annual Research Achievements |
ワークショップなど、ある目的を持った学びの場において、その成果を確認する場合、「理解できたか」「学習の役に立ったか」といった点で評価する研究は多く見られる。しかし、「どのような気持ちの変化が起こったか」について評価する研究はあまり行われていない。そのため、刻々と変化する「気持ち」を評価す るツールの開発を目指している。特に近年、地震や台風といった自然災害が増加していることから自然災害に対する防災を学ぶ際に使用できるツールに焦点をあて研究を進めている。 2021年度は、先行研究の調査や自分自身が関わったワークショップの評価を行った。それをもとに、2022年度には、「気持ち」を評価するツールのプロトタイプを作成した。また、実際に作成したツールを環境教育や防災教育に関わる専門家に使用してもらい、ツールのブラッシュアップのポイントとなる要素を抽出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルスの感染拡大が落ち着いてきたが、まだ影響は大きく、子どもを対象としたワークショップの実施が思うように進められていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、「気持ち」を評価するツールのプロトタイプに対する専門家からの意見を元に、ツールを完成させ、実際のワークショップで使用し、ツールの有効性を検証する。また、研究成果をまとめ学会に発表する予定である。
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Causes of Carryover |
産休のため、研究期間を1年延長したため。2023年度は、感性評価ツールの作成と検証、さらには学会での発表を行う予定。
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