2021 Fiscal Year Research-status Report
Research on Programming Environment with Highly Abstract Descriptions of Information Systems Learning
Project/Area Number |
21K02791
|
Research Institution | Osaka Gakuin University |
Principal Investigator |
西田 知博 大阪学院大学, 情報学部, 教授 (00283820)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 通雄 追手門学院大学, 経営学部, 教授 (30227847)
松浦 敏雄 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 名誉教授 (40127296)
安留 誠吾 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (50252721)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 情報システム / プログラミング学習 / シミュレーション / データ分析 / 情報科 / DNCL / Webアプリ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,日本語キーワードを用いたWeb上の初学者用プログラミング環境wPENをベースに,簡潔なコードでシミュレーションなどの多様な学習内容を実装することができるようなライブラリを提供することにより,高等学校などでそれらのプログラミングを通じた効果的な学習が可能であるかの検証を目的としたものである。また,情報システムの一端をプログラムとして実装するような環境を開発し,システム構築を体験できるような教材の提供を行い,それらから得られる結果や,WebAPIなどを経由して得た外部に存在するデータを,学習者が理解しやすいように可視化するシステムの開発も目指している。 今年度はライブラリおよび可視化システムのおおまかな設計を行った。可視化システムについてはwPENとの連携までには至っていないが,基本的なデータ操作のアルゴリズムを可視化するツールを実装した。また,それを用いた実践を行い,その有用性をうかがえる結果を得ることができた。 教材開発に関しては,どのような情報システムを題材とすべきかの検討を行った。その結果,まずはコンビニエンスストアのシステムを題材とすることとし,設計したライブラリと可視化システムがそのシミュレーションを行うために十分なものとなっているかの検証を行った。また,別途開発しているCBTシステムとの連携も考え,シミュレーションを用いて情報システムに関する内容を学習する際の学習者評価をどのように行っていくかの検討も行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ライブラリおよび可視化システムのおおまかな設計を行い,可視化システムの一部を実装した。しかし,感染症拡大防止のため高等学校の現場に赴きにくい状況であったため,ニーズ調査に基づいたシステム設計と実装に遅れが生じている。
|
Strategy for Future Research Activity |
ライブラリと可視化システムの設計と実装を終え,それらを使った教材を開発し,その評価を行う予定である。高校現場に赴いての調査や評価は引き続き困難である可能性が高いので,遠隔での調査や模擬環境での評価を行うことにより研究を進めていきたい。
|
Causes of Carryover |
コロナウィルス禍による移動の制限のため,研究会参加や現地調査の旅費の支出ができなかったこと,高校現場での評価時に使用する機器の購入を控えたのが要因である。これらは次年度で支出する予定である。一部は,オンラインでの会議のために必要な機材の購入に充てる。
|
Research Products
(2 results)