2023 Fiscal Year Annual Research Report
在宅エンドオブライフケアを支える訪問看護師とケアマネジャーの連携支援モデルの構築
Project/Area Number |
21K02802
|
Research Institution | Aomori University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
小野 恵子 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (10339773)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 陽子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (30375539)
中谷 久恵 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90280130)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 訪問看護師 / ケアマネジャー / 連携 / エンドオブライフケア |
Outline of Annual Research Achievements |
在宅エンドオブライフケアを支える訪問看護師とケアマネジャーの連携に関するアンケートの本調査において、アンケート対象者は192名の訪問看護師とした。136名の返信があり、回収率は70.8%であった。返信されたアンケート内、研究としてて取り扱うことの同意欄にチェックがない等の理由で6名は無効とし、本年度は返信されたアンケートの中から130名(67.7%)の返信を有効回答とした。130名中、常勤者は105名(80.8%)であった。ケアマネジャーの有資格者は33名(25.4%)で、その内19名は過去にケアマネジャーの実務経験があった。 新型コロナ禍での在宅エンドオブライフケアを支える訪問看護師とケアマネジャーの連携の状況について、変化したことと工夫点として、主なものは、対面や面会、訪問、入院の制限が発生した。コミュニケーションの方法が変わり、ICTツールを使って連携した。それでも対面で顔をあわせて利用者確認を行った。最期は在宅でという利用者が増えた。感染症対策について各職種で対応の差があり、調整した(看護は慎重、ケアマネさんは対面でもよい)。訪問看護を介護保険から医療保険に切り替えようとする動きがみられた。急な訪問なども増えた。特に困ったことはなかった(乗り越えられた)などであった。改善したこととして、主なものは、ケアマネ等の多職種との連携が深まり、助けられた。訪問看護の導入や介入のスピードアップができた。訪問看護主導からケアマネさんへの信頼をシフトできた。病院では会えないから、訪問看護でという利用者が増えたことで、訪問看護の周知が高まった。連携方法が対面だけでなく、ICTツール使用の幅が広まったなどであった。
|