2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
21K02814
|
Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
Principal Investigator |
兼宗 進 大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (00377045)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 情報教育 / プログラミング教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度では、文部科学省および教科書会社等で作成された既存の学習教材を調査分析した。対象は、文部科学省の検定教科書(小学校算数、小学校理科、中学校技術家庭(技術分野)、高等学校情報I、高等学校情報II)である。これらの検定教科書を分析することで、各学習段階において使用されるプログラム等の具体的な学習内容を整理し、「変数」、「四則演算」、「表示」、「入力」、「条件分岐」、「論理演算」、「反復」、「配列」、「二次元配列」、「関数定義」、「条件分岐と反復を組み合わせた入れ子構造」等の学習段階ごとの利用状況を明らかにした。また、高等学校の学習内容と、大学入学共通テスト等の大学入試問題について、情報科の試行問題や情報関係基礎の過去問題等を比較することで、高校生が卒業までに習得すべきプログラミング学習の難易度について検討した。これらの成果を国内の学会で発表し、予稿原稿にまとめるとともに、関連分野の研究者と意見交換を行うことができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究により得られた知見をもとに、国内の学会で発表し、予稿原稿にまとめるとともに、関連分野の研究者と意見交換を行うことができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在のところ順調に研究を進められていることから、今後は2022年度の成果を継続し、引き続き2023年度の実施計画を推進する。
|
Causes of Carryover |
新型コロナの関係で現地調査を実施できなかったために謝金等について使用額の差額が生じた。翌年度以降はデータ分析用のPCなどに利用する予定である。
|
Research Products
(3 results)