2022 Fiscal Year Research-status Report
生体情報による操船シミュレータ教育訓練の新しい指導・評価手法の開発と国際標準化
Project/Area Number |
21K02826
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
村井 康二 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (90273812)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 生体情報 / 操船 / スキル評価 / 感性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は操船シミュレータ実験を主とした実験研究から視覚情報及び生体データを用いたシミュレータ教育訓練のリアルタイムでの指導・評価の手法構築を行うことを目的としており、2022年度はリアルタイムでのデータモニタリング及び評価方法の構築を行い、本研究のベースを構築する計画である。 データモニタリングについては、一時的なデータ欠損は生じるが総じて8割以上のモニタリングが実験から可能であった。また、評価方法としては視覚情報による認知・判断、心拍変動によるストレスをそれぞれ対象とした評価が有効的である知見を得た。唾液については、非常に顕著なイベントに対しては応答をクリアに確認できたが、イベントの精査を行うには良好な応答が得られるには至らなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19対応のために実験回数を十分に確保することができなかったが、実験計画自体は予定通りに進めることができた。COVID-19制限も徐々に解除されているので、引き続きデータの蓄積を行いながら実船実験との差異も検討する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策としては、研究計画とおり実際の教育訓練現場に相応する実験シナリオに対する操船実験を行い、検討した評価方法のさらなる検討を進める予定である。
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