2022 Fiscal Year Research-status Report
算数・数学科における「友だちの考えを探る」学習活動を促進する支援方法の開発
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21K02832
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
徳岡 慶一 京都教育大学, 教育学部, 教授 (60207545)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 想像説明 / 友だちの考えを探る |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、算数・数学科における「友だちの考えを探る」学習活動を促進する支援方法を開発することである。この目的を達成するために本年度は、まず「友だちの考えを探る」への支援方法に関する実践的研究として、京都教育大学附属京都小中学校の小学校の教師が担当する1クラスにおいて調査を行った。具体的には、仮想の友だちが考えた式を示し、実際に「友だちの考え」を探る活動を行い、児童が友だちの考えをどのように探ったのかについてのデータを収集し、分析した。次に「友だちの考えを探る」学習活動を促進する授業者の支援方法に関するデータも収集し、同じく分析した。これらの成果により「友だちの考えを探る」学習活動を促進する支援方法を開発する手掛かりが得られた。以上の研究成果は、日本教育工学会の研究会で発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため実践的研究が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍のため実践的研究が遅れているが、コロナ禍の収束に合わせて附属京都小中学校(1~6学年)における授業研究を積極的に実施して、算数科における「友だちの考えを探る」学習活動を促進する支援方法の開発につながる研究を加速させる予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、参加予定の学会がオンライン開催になったため旅費が不要になったことと、購入予定の図書の出版が遅れたため。今年度の残額は、図書等の物品費の購入に充てる予定である。
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