2023 Fiscal Year Research-status Report
多様なICTツール上の学習活動を集約・構造化・可視化するシステムの構築
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21K02835
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
長岡 千香子 国立情報学研究所, オープンサイエンス基盤研究センター, 特任助教 (90749839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
喜多 敏博 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (20284739)
平岡 斉士 放送大学, 教養学部, 准教授 (80456772)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | LMS / 課題分析 / 教員支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、学習者の学習目標達成状況を可視化して個別フォローにつなげることができるシステムを開発することを目的としており、そのために(1)学習目標達成のための学習活動の構造化を支援する「課題分析図作成支援ツール」,(2)多様なICTツール上の学習活動を(1)で開発した課題分析図上に反映させて可視化する「学習状況可視化ツール」の開発を行う. 2023年度は,前年度に策定した仕様の検討を行った上で、(1)課題分析図作成支援ツールと(2)学習状況可視化ツールの基盤機能を開発した。さらに開発した(1)および(2)を実際の学習シナリオに基づいて見直し、必要な機能の実装方法を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は4月から8月まで研究代表者の出産に伴う一時的な研究中止が発生したため、各ツールのプロトタイプに対して予定していたすべての機能を実装するまでには至らず、あくまで基盤部分のみの開発となった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は2023年度に開発した(1)課題分析図作成支援ツールと(2)学習状況可視化ツールに対して、実際の学習コンテンツを試験的に実装した上で、形成的評価を実施する。さらに、形成的評価で得られた知見をもとに必要な機能もしくはガイドラインの開発を実施する。また、(2)と多様なICTツールの連携を目指した必要な機能を検討する。
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Causes of Carryover |
2023年度中に開発した(1)課題分析図作成支援ツールおよび(2)学習状況可視化ツールはあくまで基盤部分の開発のみであったため、形成的評価の実施、プロトタイプの機能追加で次年度使用額は利用する予定である
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