2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
21K02852
|
Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
山田 洋一 宇都宮大学, 共同教育学部, 名誉教授 (50143186)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 観察・実験コンテンツ / 観察・実験教材開発 / 観察・実験指導法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究が対象とする観察・実験コンテンツは、(1)環境問題を視野においた天然高分子化合物と汎用プラスチックの加水分解などの基礎的な化学反応追跡シ ステム、(2)科学的な見方・考え方を育む上での物質の状態変化と化学変化の分子レベルでの可視化・動画教材システム、(3)金属とそのイオンの酸化還元 過程の可視化・動画教材システム、の3つである。 これらに関連する成果として、前年度の論文1)から4)に引き続き、Web上で入手可能な報告を4報出した。論文5)http://hdl.handle.net/10241/00013464 論文6)http://hdl.handle.net/10241/00013465 論文7)http://hdl.handle.net/10241/00013490 論文8)http://hdl.handle.net/10241/00013491 論文5)は高等学校化学教育において、アクティブ・ラーニングを取り入れた授業展開用教材開発へとつなげるもの、論文6)は高等学校化学教育にアクティブ・ラーニングを取り入れた授業展開用教材開発へとつなげることをめざし高校化学の教科書内でよく用いられるフェノール性OH基の無水酢酸によるアセチル化を題材として、核磁気共鳴装置(NMR)による微細構造の解析を行いその構造変化を調べたもの、論文7)と論文8)は前年度の論文1)に引き続いて高大連携科学実験講座企画の成果分析を実施し、実施場所や実施方法の違いによって教育効果が異なることを調べたものである。 今後は本研究により蓄積された理科教育・化学教育用コンテンツを、インターネットで利用できる形で提供する方法を検討し、中等学校理科・高等学校化学教育現場での持続可能な指導法としての利活用を図る。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究に関連する成果として、前年度の論文1)から論文4)に引き続いてWeb上で入手可能な報告を4報出した。論文5)http://hdl.handle.net/10241/00013464 論文6)http://hdl.handle.net/10241/00013465 論文7)http://hdl.handle.net/10241/00013490 論文8)http://hdl.handle.net/10241/00013491 これらの論文は、上述の発展的な教材開発と、アクティブ・ラーニングを取り入れたその指導事例に関するものである。新規に開発した教材群を基に、新しい理科の観察・実験指導法としての展開を試みており、本研究中期の成果として公表した。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は本研究により蓄積された理科教育・化学教育用コンテンツを、インターネットで利用できる形で提供する方法を検討し、中等学校理科・高等学校化学教育現場での持続可能な指導法としての利活用を図る。
|
Causes of Carryover |
2022年度物品費10万円を使用予定であったところ,端数として残金1円が生じてしまったため,次年度に合わせて使用したい。
|
Research Products
(4 results)