2021 Fiscal Year Research-status Report
個人状況に応じた教科横断型プログラミング教材提示に関する研究
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21K02871
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Research Institution | Kyushu Women's University |
Principal Investigator |
宮本 和典 九州女子大学, 人間科学部, 教授 (00295007)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | プログラミング教育 / 教材 / 特徴抽出 |
Outline of Annual Research Achievements |
多くのプログラミング教育について事例や教材などの情報がインターネット上に存在している。それらの情報をテキストマイニング等の手法により特徴抽出を行い,教材それぞれのテキストとしての特徴抽出を行った。また、オンライン会議にて、プログラミング教育の現状について情報交換を行った。今後は、説明文の分量を増やしていき、それぞれの教材の特徴をより明らかにしていく必要がある。プログラミング言語やプログラミング教材は、次々と新しいものが誕生しており、より授業で使いやすいプログラミング言語やプログラミング教材を活用するためには、状況に応じた教材を見つけられるようプログラミング教材の提示が必要となってくる。プログラミング教育における教材には、プログラミング言語、インターフェースとしては、独自のものやScratchベースのものが多くあり、プログラミング教育においては、複数の教科や教科等横断的な実施にあたっては、プログラミング言語やインターフェースで汎用性のある教材を選ぶなど、負担が少なくなることが期待される。 一方、小学校でのプログラミング教育の実態調査を通してプログラミング的要素を抽出し、各教員の状況に合わせた形とはせずに、今後の各教員の状況に合わせた特徴空間と概念空間を作成のための基礎データを蓄積させること、また、プログラミング教育の教材について、教材の利用方法を蓄積してもらうことにより、同じ教材に対して、その利用方法の違いを蓄積することで、その違いを蓄積し、特徴抽出、類別・識別のルール作成に必要な情報を蓄積し分析する予定であったが、対面での研究実施が難しく、来年度の実施とする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績で記載したとおり、小学校でのプログラミング教育の実態調査を通してプログラミング的要素を抽出し、基礎データを蓄積させること、また、プログラミング教育の教材について、教材の利用方法を蓄積してもらうことにより、同じ教材に対して、その利用方法の違いを蓄積することが、対面での研究実施が難しく、次年度での実施予定となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度、実施できなかった小学校でのプログラミング教育の実態調査を通してプログラミング的要素を抽出し、基礎データを蓄積させること、また、プログラミング教育の教材について、教材の利用方法を蓄積してもらうことにより、同じ教材に対して、その利用方法の違いを蓄積することを行っていく。さらに、小学校段階のプログラミングに関する学習活動の分類A~Fとして例示されており、同一教材においても、教員によりその活用方法が多様であるため、蓄積されたデータと分類A~Fにより教員の状況に応じた分類A~Fだけでなく、プログラミング教育で育む資質・能力として求められる資質・能力の「三つの柱」(「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」)による分類をもとに、個人の状況に応じたユニークルールの作成を行っていく。
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Causes of Carryover |
小学校でのプログラミング教育の実態調査を通してプログラミング的要素を抽出し、基礎データを蓄積させること、また、プログラミング教育の教材について、教材の利用方法を蓄積してもらうことにより、同じ教材に対して、その利用方法の違いを蓄積することが、対面での研究実施が難しく、次年度での実施予定となったため
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