2022 Fiscal Year Research-status Report
新型コロナクラスター対策専門家Twitterアカウントによる情報提供の効果検証
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21K02908
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
堀口 逸子 東京理科大学, 薬学部薬学科, 教授 (50338399)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | リスクコミュニケーション / COVID-19 / ツイッター / Web調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
目的:「新型コロナクラスター対策専門家」Twitterアカウントhttps://twitter.com/ClusterJapanの分析によって、情報を受け取った人々(受け手:ユーザー)が、発信者の意図(目的)を認識できたか、どうかすなわち、整合性がとれているのかを検証する。ここでいう意図(目的)とは、1)関心、問題意識の喚起2)科学的な情報の提供と知識の共有、3)行動変容の惹起、4)信頼の醸成、5)議論や共考、6)合意形成の6項目のことである。 計画:1年目に予定していたプレ調査(定性調査)の結果をもとに完成させた質問紙(案)を利用した量的調査によるプレ調査を2年目に実施した。調査対象Tweetの確定:5月19日までにTweetされた89のTweet(文字のみ、画像つき、動画つきの3 種類)に対して、厚生労働省クラスター対策班の研究代表者らのコミュニケーションチーム及び学部学生により、リスクコミュニケーションの意図(目的)の6項目のいずれを意図したものかすり合わせを1年目に行い、プレ調査の結果からTweetを確定した。1年目のプレ調査(オンラインによる1対1のデプスインタビュー)で、チャットインタビューソフトSprintを利用した定性調査(研究対象アカウントのフォロワーの20歳代から50歳代の男女各1名合計8名)を実施し、その結果を反映させた質問紙(案)を完成させた。この調査はWebサイトを用いて実施した。また、関連論文の収集につとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の第一波より時間が経過しているため、関連論文の収集から再度はじめ、その収集に手間取った。また、倫理審査の時期を逸したため、アンケート(案)をもとにプレ調査を実施するに至った。その結果をもとにアンケ―トを完成させた。
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Strategy for Future Research Activity |
完成させた質問紙に基づいて調査を実施するために、倫理審査を受け、調査を行い、分析する。すでに関連する論文の収集は終わっているため、論文執筆し、投稿する。
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Causes of Carryover |
倫理審査の時期を逸してしまったために、本調査を実施しておらず、別資金によって量的調査としてのプレ調査を実施するにいたった。そのため、調査費等を使用できなかった。
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