2021 Fiscal Year Research-status Report
Systematization of competencies to be cultivated in programming education and development of a curriculum based on these
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21K02922
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
加藤 直樹 東京学芸大学, ICTセンター, 教授 (00313297)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | プログラミング教育 / 情報活用能力 / データ活用力 / アルゴリズム的思考 / 論理的思考 / 教科等教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
現時点のプログラミング教育は,教科書に掲載された数少ない記載,教師が独自に探してきた教材,研究校が発信した指導案等をもとに実施されている.それら一つ一つはプログラミング教育の目的を達成するものであるが,系統化された実施にならないため,たとえばあるプログラミング活動を行う際,その活動に必要な資質能力をそれまでに育んでいないということが起こり,その活動を効果的に行うことができない,本質的な活動を行う前の準備活動に多くの時間が必要になるなどの問題が生じる. そこで本研究では,前段階で進めてきた研究成果であるモデルカリキュラムをもとにし,各教科等各単元及び課程外で実施できるプログラミング活動について,その活動で用いる資質能力を小学生の発達段階と各単元の順序性を考慮しつつ整理し,プログラミング活動の再設計や追加を行いながら,資質能力を系統的に育むカリキュラムを開発するとともにカリキュラム再構築のための指針を確立する. この目的に向かって,本研究では(a)これまでに開発した各プログラミング活動について再分析を行い,育む資質能力の要素を明らかにする,(b)授業実践を通して,各要素が習得・活用できる時期を明らかにする,(c)完成年度(プログラミング教育を1年生から開始した児童が卒業する年度)までの補完的活動を開発する,ことを進めていく. 2021年度は,COVID-19対策のため,教育現場における実践を十分に行うことができなかったが,それでも特に算数図形の単元,ワンボードマイコンを用いる理科の単元,ロボットカーを用いる社会・総合的な学習の単元において,上記研究項目を実施することができ,カリキュラムの再開発を進めた. また,この研究成果をもとに,教員向けの研修会,及び教員養成系大学における授業の教材を開発し,研修と授業を実施した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響によって,特に年度前半における実践を十分に進めることができなかった.そのため,研究成果をまとめる時間が不足し,学会における成果発表等を行うことができなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度以降も,引き続き,研究目的の達成に向かい,各研究項目の実施していく. 2022年度は,算数の各単元における能力別教材の開発,データの活用分野の教材の開発を進める.また,各単元の活動で育まれる力を改めて検証し,カリキュラムの系統生を再検討する.加えて,開発したカリキュラムの現場での円滑な実施のために,指導案,教員用研修教材等の開発を行う.
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響によって,学会発表のための旅費支出,授業補助者の謝金支出等がなくなり,また,半導体不足によってプログラミング教育用のハードウェア購入を行うことができなかった. ハードウェアは半導体不足が解消した後,順次必要分の購入を進めていく.また,2022年度は,COVID-19の影響も少なくなり,学会への参加,実践授業への補助者の派遣が可能になっていくと思われ,2021年度に支出すべき分を上乗せして,活発な活動に結びつけていく.
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Research Products
(1 results)