2021 Fiscal Year Research-status Report
要因実験型調査を用いた情報・知識・リスク意識の説明構造の解明とモデル化
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21K02938
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
新田 直子 (加藤直子) 統計数理研究所, データ科学研究系, 特任准教授 (20377120)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 科学コミュニケーション / リスクコミュニケーション / 社会調査 / 計量分析 / 科学技術リテラシー |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画の初年度として、主に次の4点の実施により研究を推進した。(1)本研究計画の基礎となる既存データの再分析による調査計画の精緻化、(2)内外の先行研究の文献の精査、(3)要因実験型調査デザインの策定、(4)インターネット調査の実施。 上記(1)については、分析結果を論文として発表した。また、(3)における「調査デザインの策定」については、研究計画のとおり予備調査を実施した。予備調査の分析結果をもとに調査デザインを修正したうえで、本調査の調査デザインの策定を早めに達成することができた。そのため、当初の研究計画を前倒しし、2年目に予定されていたインターネット本調査を今年度に実施した。得られたデータに対する基礎的な集計を行い、研究目的を達成するための統計モデルの選定・構築を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画としては、初年度として先行研究の文献の精査と、小規模な予備調査の実施までを予定していた。しかしながら、その分析結果などをもとに本調査の調査デザインの策定が早めに達成できたことから、2年目に予定していたインターネット調査を前倒しして今年度に実施することができた。以上より、上記区分とした。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、得られたデータの統計的分析結果をもとに可能な限り早めに学術論文として公表する。同時に、内外の学会において積極的な研究発表を行う。
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Causes of Carryover |
学会発表に関連する旅費を計上していたが、すべてがオンライン開催となったため次年度使用額が生じた。次年度以降は、研究計画のとおり統計的な分析結果をもとに積極的な学会発表や論文の発表を行う。
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Research Products
(2 results)