2023 Fiscal Year Annual Research Report
関数グラフアートの創作活動による関数学習への効果の調査
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21K02959
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Research Institution | Fukui National College of Technology |
Principal Investigator |
井之上 和代 福井工業高等専門学校, 一般科目(自然系), 教授 (30332018)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 関数グラフアート / 教科横断型探求課題 / STEAM教育 / STEM教育 / 主体的な学び |
Outline of Annual Research Achievements |
関数グラフアート全国コンテスト・関数グラフアートカンファレンスの実施について、第20回関数グラフアート全国コンテストを実施した。第20回関数グラ フアート全国コンテストへの参加校は8校(昨年度より1校増。新規参加もあった)、その中から25作品が全国コンテストで入賞した。また、第19回関数グラフアートコンテスト全国コンテストの入賞者が参加して第14回関数グラフアートカンファレンスをオンラインで実施した。本カンファレンスでは、作品の制作者が作品制作時の「1 着想・2 制作過程・3 数式の立て方・4 完成に至るまでの試行錯誤の様子」についてまとめ、スライド を用いて口頭発表した。 第20回関数グラフアートコンテストの福井高専からの参加者約130名について、S-A創造性検査とGritに関する調査を実施した。また、制作の際の過程について調査するため、制作時のログを記録してもらった。S-A創造性検査については、関数グラフアートの制作前と制作後の2回実施し、関数グラフアート制作による効果を調査しようとしている。 上記と並行して、関数グラフアート制作の探求活動と、STEAM教育における探究活動との類似点があることをまとめ、第23回グラフ電卓研究会で口頭発表し た。さらに、STEAM教育の探究活動の教材として関数グラフアート制作を普及するための導入教材について、日本数学教育学会大105回年会で口頭発表した。福井高専ホームページ上で関数グラフアート関連の掲載をしており、第20回までの関数グラフアートコンテストの結果発表をしており、閲覧した方々からの問い合わせが数件あった。
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